北三陸駅
<その夜 終電まで弁当を売った アキが 大吉さんの車で 家へ 送ってもらおうとすると>
アキ「大吉さん 支度できました。」
大吉「ああ ごめん 車回してくるから スナックで待ってろ。」
アキ「いや ここで待ってます。」
大吉「寒いがら スナックで待ってろ。」
アキ「はい。」
大吉「うん。」
スナック・梨明日
長内「お 来た!」
(クラッカーの音)
アキ「じぇじぇ!」
一同「お誕生日 おめでとう! わ~!」
♬『ハッピーバースデートゥ ユー ハッピーバースデートゥ ユー ハッピーバースデー ディア アキちゃん ハッピーバースデートゥ ユー』
アキ「やんだ~ もうびっくりした!」
春子「消して 消して ほら!」
(歓声と拍手)
黒川「おめでとう!」
アキ「ありがとう。 みんな 本当にありがとう。」
黒川「よかったな アキ。」
アキ「すげえ ウニだ! え~ わ~!」
弥生「特注だぞ!」
アキ「特注?」
ユイ「先輩こっちこっち!」
アキ「じぇじぇじぇ!」
種市「こんばんは!」
ユイ「ごめん 実は 連絡ついて 来てもらちゃった。」
忠兵衛「わ~ 来たな南部ダイバー!」
アキ「じぇ!」
長内「もしかして噂の ヘルメット先輩か?」
(冷やかす声)
アキ「やんだ!」
吉田「見れ見れ ストーブさん 真っ赤になって 怒ってる。」
菅原「あら あらら 火付いちゃった。 ストーブ対 ヘルメットか?」
ヒロシ「もう 吹っ切れましたから。」
菅原「フフフ! ほら やけ酒飲んでら。」