連続テレビ小説「あまちゃん」40回「おらのママに歴史あり」

学校

ユイ「そっかあ 割と本気で アイドル目指してたんだ。」

アキ「うん。 それで 海女になるの断って ばあちゃんと けんかして 東京行ったんだって。」

ユイ「それは 複雑だねえ。 娘は テレビの取材受けたり ネットで人気出たりして 嫌がるの分かる。」

アキ「どういう意味?」

ユイ「だから アキちゃんに 嫉妬してるんでしょ?」

アキ「ママが? おらに? いやいや まさか まさか!」

ユイ「そうかな。 どっかで悔しいって 思ってるよ きっと。 ねえ JJガールズと AMMAどっちがいい?」

アキ「え?」

ユイ「そろそろ ユニット名を決めた方が いいと思うの。『5時わん』のレギュラー 決まったら 2人での活動も増えるし。」

アキ「『ごじわん』?」

ユイ「『5時だべ! わんこチャンネル』。」

回想

福田「『5時だべ! わんこちゃんねる』。」

回想終了

ユイ「略して『5時わん』。 JJガールズは 見てのとおり じぇじぇ! から 来てるんだけど AMMAは昔ABBA(あば)って いうグループが いたらしいの。 だから AMMA。 知らない? 知らないか。 じゃ JJガールズかな。 あとは…。」

<ユイちゃん 飛ばし過ぎ。 アキは内心 そう思いましたが その勢いは もう止められませんでした>

ユイ「あ そうだ 決めポーズも考えたの。 右手を高く上げて 左手の肘を曲げて ほらJの形 やってみて!」

アキ「こう?」

ユイ「『じぇ!』って言わなきゃ。」

種市「おめえら 何やってんだ?」

アキ「じぇ!」

種市「2年生 プールさ集まってっから 早ぐ 着替えろ。」

アキ「はい!」

種市「あ それ『J』じゃなくて『し』だべ。 うん。」

アキ「あ…。」

北鉄

夏「ハハハ! こんにちは! はい お茶。」

忠兵衛「ありがとう。」

夏「よいしょ!」

忠兵衛「あ~ 何だか緊張するな。」

夏「大丈夫だ~。 大丈夫だ。」

忠兵衛「夏ちゃん 助けてくれよな。」

夏「何 言ってんだ。」

サンデイマート

主任「どうぞ こちらです。 どうぞ! ここが作業場です。 で こっち ここが刺身室。 今日はマグロですね。 …で こっちで 魚さばきます。 やってもらいてえのは この向こう側の 売り場に陳列するのと 接客です。 ま 簡単な作業ですし うちも おじいちゃん 初めてじゃねえから。」

忠兵衛「おじいちゃん?」

主任「お魚の種類とかは 詳しい方?」

忠兵衛「まあ 少なくとも あんたよりは」

夏「ちょっと おとうさん。」

主任「うちは 皆さん 時給700円で スタートして 残業手当は 別途 1,000円で やってもらってます。」

忠兵衛「じ 自給?」

夏「1時間 700円つう意味だべ。」

忠兵衛「残尿?」

夏「残業だ。 遅ぐまで働けば 1,000円。」

忠兵衛「俺が払うのか?」

夏「あ すいません。 この人 マグロ船さ ずっと 乗ってたもんで あの 金銭感覚が少々 グローバルなんです。」

主任「あ~!」

忠兵衛「ヘヘヘヘヘ!」

夏「まあ…。 はい。」

主任「どうぞ。」

忠兵衛「あ!」

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