連続テレビ小説「あまちゃん」64回「おら、アイドルになりてぇ!」

春子「あ そういえば最近 ヒロシ君見かけないけど。」

菅原「ああ あいつ海女カフェで 忙しいから。」

春子「海女カフェ担当だもんね。 ユイちゃんは 相変わらず 出てきてないの?」

大吉「いやいや あれ? アキちゃんから 聞いてねえか?」

春子「何が?」

大吉「いや ユイちゃん復帰したんだよ。」

春子「そうなんだ。 じゃ よかったじゃんね。」

大吉「先週か?」

吉田「はい。 ホントに知らないんですか?」

春子「何 何?」

大吉「いや アキちゃんが ユイちゃん誘って 2人で歌うんだと。」

春子「え?」

吉田「海女~ソニック。」

大吉「うん。」

菅原「潮騒のメモリーズ 復活だ。」

春子「何それ? 初耳聞いてない!」

吉田「夏休みの間は 毎日 歌うらしいですよ。」

春子「はあ~!?」

海女カフェ

水口☎『何だよ もっと早く 言ってくれたら 見に行ったのに。』

アキ「ごめんなさい バタバタして。 池田さんも来てるんです。 生中継してくれるんです。」

東京EDOシアター

水口「録画送ってもらうよ。 ユイちゃんは?」

海女カフェ

アキ「超元気だ! 振り付けと演出も ユイちゃんが考えたんだ。」

東京EDOシアター

水口「へえ~ すごいじゃん! 必ず送ってよ。 上層部に見せるから。」

海女カフェ

アキ「はい。」

池田「CM入りました。 30秒前。」

アキ「30秒前だがら 切るね! うん また!」

東京EDOシアター

水口「はい。」

テレビ

リポーター『はい 今週は北三陸 袖が浜の 海女カフェから 生中継です。 ミス北鉄の 足立ユイちゃんが 番組に復帰するんです! しかも 海女のアキちゃんとの スペシャルユニット 潮騒のメモリーズの生ライブつき! という事で 早速 中に入ってみましょう』。

『いらっしゃいませ!』。

『こんにちは!』。

(歓声)

リポーター『ご覧下さい この熱気。 皆さ~ん こんにちは!』。

一同『こんにちは』!

(歓声)

ヒビキ『せ~の』!

一同『海女~ソニック2009』!

(歓声)

ヒビキ『北三陸に 潮騒のメモリーズが 来た~!』。

海女カフェ

アキ「緊張するな! 何か月ぶりだ?」

ユイ「お座敷列車が 3月だから 5か月ぶり。」

アキ「そっか。」

ユイ「ありがとうね。」

アキ「うん? 何が?」

ユイ「前も アキちゃんに励まされた。 また 借りが出来ちゃったね。」

アキ「貸し借りじゃねえべ。 友達だもん。 おらも 得した気分だ。」

ユイ「ホントに?」

アキ「ああ 本番前の この緊張感ど ワクワクする感じ? おら好ぎだ 何か癖になりそうだ。」

ユイ「私も。」

アキ「いいな ユイちゃんは。」

ユイ「何が?」

アキ「デビューしたら こういう気分 毎回 味わえるんだもんな。」

花巻「アキ いいあんばいに 温めといたぞ!」

ユイ「ありがとう フレディ!」

花巻「うん!」

ユイ「頑張ろうね!」

アキ「うん!」

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