【 連続テレビ小説「エール」】51話ネタバレ

後日

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裕一「うわ~ う~ コンコン。 フフフ…。 華ちゃ~ん。」

音「ただいま~。」

裕一「お帰り。」

音「これ 裕一さん。」

裕一「うん? ありがとう。 華ちゃんは どうして そんなに…。 おっ! ねえ 藤堂先生だよ。」

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裕一「うん。『前略 小山君 大変すばらしい曲を作って頂き ありがとうございました』って。」

音「当然よ。」

裕一「『教師一同 皆 古山君の曲に大変感動しています。 え~ つきましては 関係者各位を招待し 校歌完成披露会を開催したい』…。 『音さんや娘さんも一緒に 是非 ご参加下さい』。 これ 福島来いってことだよね?」

音「うん。」

裕一「うん…。」

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裕一「えっ? えっ? 母さん…。」

まさ「『裕一へ ご無沙汰をしています。 お変わりありませんか? 藤堂先生から 裕一が 小学校の校歌を作曲したと聞きました。 どうぞ この機会に 是非 福島に来てはいかがですか? 皆さんに会えるのを心待ちにしています』。」

音「裕一さん。」

裕一「うん…。」

鉄男のおでん屋

裕一「どうしようかな…。」

藤丸「あ~ どうなってんのよ! (台をたたく)」

裕一「たたかないでよ。」

藤丸「『船頭可愛いや』はもともと私の歌なのよ」

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裕一「うん。」

藤丸「なのに売れたのは 双浦 環さんおかげ。」

裕一「いやいや そんなこと…。」

藤丸「納得できな~い!」

裕一「そんなことないって…。 ど… どこ行くの?」

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藤丸「バカ野郎~!」

裕一「ちょっと! ちょっと…。」

鉄男「藤丸ちゃん。」

藤丸「『船頭可愛いや』は私の歌~!」

裕一「ごめんなさい ごめんなさい…。」

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裕一「分かった 分かったから…。」

鉄男「何やってんの。」

裕一「すごいな…。」

鉄男「藤丸さんは売れてっからいいよ。 俺は 相変わらずヒット曲なしだ。」

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藤丸「ヒット作がないのは 詞が下手だからじゃないの?」

裕一「ちょっ…。」

鉄男「ああ!?」

裕一「いやいや いやいや…。」

木枯「いい詞が出来たら 俺が曲つけるよ」

裕一「あれ? 木枯君。」

鉄男「木枯さん いらっしゃい。」

裕一「久しぶり!」

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鉄男「何します?」

木枯「あ~ とりあえず 酒と 大根と はんぺん。」

鉄男「はい。」

裕一「あれ?」

木枯「あっ 藤丸さん?」

裕一「そうそう!」

木枯「初めまして。」

裕一「木枯君。」

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藤丸「初めまして。」

裕一「ねえねえ あのさ… 急なんだけどさ 実家帰ることってある?」

木枯「何だ いきなり。 前にも話しただろ?」

裕一「うん?」

木枯「俺は家を捨ててきたって。」

裕一「あ~! あっ そうそう… そうだった ごめん ごめん。」

木枯「あ~。 でも 時々さ 無性に 母ちゃんのこと思い出すんだよね~。 夜中になるとさ 母ちゃんが作ってくれた 芋の煮っころがしが 食べたくなったりして。」

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藤丸「私は 亡くなったおばあちゃんが 作ってくれたお雑煮 食べたくなる時がある。」

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鉄男「俺も 時々 母親の夢見るよ 本当に優しくしてくれた。」

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裕一「う~ん… そうだね。」

鉄男「どうした? 福島 帰んのか?」

裕一「いや いや… う~ん どうかな?」

木枯「♬『かえりたいのに かえらない』」

裕一「うるさいな。」

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木枯「♬『男のやせ我慢』」

誘致「うるさい… う~! うるさいよ もう!」

藤丸「名曲ね~!」

裕一「名曲じゃない…。 うるさい人たちばっかりだよ もう。」

藤丸「名曲よ。」

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