【 連続テレビ小説「エール」】59話「環のパリの物語」ネタバレ

カフェ

環「ん~!」

里子「ねっ? 初めて食べた時は 衝撃のおいしさでしょ。」

環「何ていうお菓子なの?」

里子「タルトタタン。」

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環「ふ~ん かわいい名前。」

里子「知ってる? このお菓子って 失敗から生まれたの。 タタンっていうホテルを経営してた姉妹が りんごタルト作るのに 生地を敷かずに りんごだけ焼いちゃったの。」

環「あら。」

里子「でも もったいないから お姉さんが上から『えいやっ!』って タルト生地をのせて 焼いちゃったんだって。」

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里子「…で 焼きあがったものを 諦め半分で ひっくり返してみると とっても香ばしくて おいしそうな お菓子になってて…。」

環「う~ん おいしい!」

里子「ホテルの看板お菓子になって 今では フランスを代表するお菓子ってわけ。」

環「失敗も無駄ではないってことか。 そう思いたいけど…。」

フィリップ「おかわりは?」

環「ください」

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里子「自信なくなった? ずっと海外生活をしてきた 外交官の娘として はっきり言うわ。」

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里子「ふだんの生活でも アジア人は差別されるけど 欧米が作り出した芸術の中で アジア人が成功するのは万に1つもない。」

環「甘かった… 私。」

里子「ただ… プッチーニって知ってる?」

発声練習中の環

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回想

環「えっ!? 日本が舞台のオペラ?」

里子「うん… 信じ難いけど この前 大使館の晩餐会で聞いたの。 タイトルは『蝶々夫人』。」

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里子「日本人の女性と アメリカ人の海軍士官の 恋物語なんだって。」

環「日本の女性… 誰がやるんだろう?」

里子「今の予定では 日本髪のカツラかぶって こっちの人がやるみたいだけど 似合わないよね。」

里子「う~ん…。」

回想終了

プッチーニのレコードを流す環

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回想

里子「環 日本人が世界的舞台に立てる 唯一にして最大のチャンスよ。」

回想終了

嗣人帰宅

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環「決まったの?」

嗣人は大きなチャンスを得ました。

嗣人「あ~。」

環「うん!」

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絵を描く嗣人

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環「おはよう。 ごはん どうする?」

嗣人「起きてたの? おはよう。」

環「気合入ってるね。」

嗣人「眠れなくってね。 画商が 大勢の評論家も呼ぶって 言ってたっから失敗できない。」

環「嗣人なら大丈夫。 自信持って。」

嗣人「うん…」

環「ごはんは?」

嗣人「俺は… いいや。 今 いいとこなんだ。」

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環「頑張って。 応援してる。」

嗣人「うん。」

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環「よし。」

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