喫茶店 バンブー
保「おっ いらっしゃい。」
鉄男「どうだったんだよ!?」
久志「どうもこうも 僕が決まるに決まってるだろう。 楽勝さ。 マスター コーヒーとホットケーキ ホイップ付きで。」
裕一からもらったメモを落とす久志
保「はい。」
メモを拾って中を確認する鉄男
鉄男「余裕ぶって… おめえ めちゃくちゃ研究してんじゃねえか。」
久志「勝手に見んなって。」
藤丸「久志さんったら 案外マメなのね。」
恵「♬『丘を越えて 行こうよ」
保「この歌いいよね~。」
音「こんにちは。」
裕一「おっ!」
音「皆さん いたんですね~。」
御手洗「グッド イブニン~グ!」
御手洗「恐らく 審査員の票は スター御手洗か プリンス久志で割れるでしょうね。」
久志「最終的に僕が選ばられるだろうけどね。」
裕一「どうかな~?」
音「どういうこと?」
裕一「いや ほかにもね なかなか強者ぞろいだったから。」
久志「僕が コロンブスと契約したら ボイストレーナーとして 雇ってあげるよ。」
御手洗「私が受かったら かばん持ちさせてあげるわ。」
華「2人とも駄目かもよ?」
裕一「ちょ… 駄目。」
音「こら! 裕一さん。」
裕一「そうね。」
音「裕一さん?」
裕一「そうそう… ねっ。」
コロンブスレコード
「コロンブスの未来を背負う 歌手ですからね。 彼以外 考えられんでしょう。 いかがでしょうか? 社長。」
社長「ハハハハハ! 君の言うとおりだよ! ハハハハ…。」
「では改めて伺います。 決定に異論はありませんか?」
「なし。」
「では杉山 早速 新聞社に通達してくれ。」
杉山「分かりました。」
廿日市「ちょっと待って下さい。」
鉄男のおでん屋
鉄男「珍しな。 おめえが そだ飲み方するなんて。」
久志「前祝いさ。」
鉄男「発表は明日か~。 ドキドキすんな おい。」
久志「『人事を尽くして天命を待つ』。 お代わり!」
鉄男「大丈夫か?」
久志「大丈夫 大丈夫 大丈夫…。」
コロンブスレコード
杉山「廿日市さん 随分 不服そうでしたね。 失礼ですが あんな廿日市さん 初めて見ました。」
廿日市「当たり前だろう。 あんなことやってるから うちは駄目なんだ。」
杉山「ですが…。」
廿日市「結果出しゃいいんだろ。」
古山家
結果発表 当日。
裕一「来た?」
音「来た!」
裕一「おはようございます!」
音「おはようございます!」
新聞配達員「おはようございます。 どうぞ。」
裕一「どうも。」
音「ありがとうございます。」
裕一「ご苦労様です。」
裕一「ふう…。 いい? ふう… せ~の!」
果たして結果は!?