連続テレビ小説「エール」64話「スター発掘オーディション!」ネタバレ

コロンブスレコード

最終オーディション当日。

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「なかなか いいのがいませんな。」

「う~ん…。」

裕一と藤丸が見守る中 厳しい審査が続いていました。

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「彼が 例の会長の…。」

「帝都ラジオの?」

「ええ。」

寅田「寅田熊次郎です。 どうぞ よろしくお願いします。」

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寅田「♬『花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 君ひとり 逢えば行く』」

藤丸「すてき。」

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寅田「♬『喫茶店 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京』。」

「岡島さんどうぞ。」

岡島「♬『汽笛の一声 新橋を はやわが汽車は離れたり 愛宕の山に入り残る」

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藤丸「あの方 駅員さんですって。」

裕一「えっ? うそだ。」

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岡島「1番の乗り場から 急行列車が発車をいたします。 ご利用の方が お急ぎ下さい。 扉が閉まります。」

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廿日市「おもしろの人なのか?」

岡島「出発進行~!」

杉山「顔に似合わず 声はいいですね。」

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岡島「♬『右は高輪 泉岳寺 四七士の墓どころ 雪は消えても 消え残る 名は千載の 後までも』。」

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「林さん どうぞ。」

林「73歳です。 皆様のおそばに置いてほしいんです。」

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廿日市「73歳って… 23歳って書いてますよ。」

「23!?」

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林「歌います。 聴いて下さい。」

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林「♬「昔 恋しい銀座の柳」

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「うまいじゃないですか。」

「いいねえ…。」

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林「♬『ジャズで踊って リキュルで更けて あけりゃ ダンサーの涙雨』。 お粗末でした。」

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