2020年4月6日放送の【 連続テレビ小説「エール」】6話のネタバレです。
連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。
現在は(2020年5月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
家が貧しく昼間も学校に行かず家業を手伝っている鉄男（込江大牙）は、学校もやめるという噂。鉄男が父親からひどく叱られているのを目撃した裕一（石田星空）は鉄男のことを心配していた。翌日、鉄男が裕一の前に現れるのだが…。一方、源蔵（森山周一郎）は茂兵衛（風間杜夫）に跡取りを急げとプレッシャーをかける。三郎（唐沢寿明）は、茂兵衛からの融資を受けざるを得ないことになるのだが…。
6話ネタバレ
エール （６）「運命のかぐや姫」
村野家のある場所に向かう裕一
裕一「確かこの辺」
善治「ふざけんなよ！」
善治「オイラに口答えなんか100年はえーわ。もっと稼げ！稼ぐまで帰えーってくんな！」
善治嫁「止めてあんた！」
善治「おめーは魚屋だ！色気出すんでねー！」
鉄男が書いた詩を拾う裕一
鉄男「なんだお前？何見てんだ？」
裕一「あの、これを」
カバンから万葉集を取りだそぅとする裕一だったが鉄男にカバンごと投げつけられてしまう
鉄男「何してんだ」
裕一「ごめんなさい」
たまらず、その場を後にする裕一
投げつけたカバンと衝撃で壊れてしまったハーモニカを拾う鉄男
喜多一
まさ「裕一、傘持ってたかな？」
そこにタイミングよく帰宅する裕一
三郎「なんだおめー？びしょ濡れじゃねーか」
翌日の朝食
裕一「ご馳走様」
まさ「おべんとう！」
裕一「行ってきます」
まさ「何があったんでしょう？」
三郎「俺、これから郡山さ行ってくるわ」
まさ「がんばって」
喜多一
喜多一メンバー「いってらっしゃいませ」
桑田「もう最後の望みですねー」
大河原「まあ、創業からの付き合いだから、貸してくるっぺ」
桑田「ダメだったら？」
大河原「まだほら？女将さんとこの実家・川俣銀行がある、大丈夫だから」
河原で裕一を待っている鉄男
鉄男「古山！」
鉄男「俺は筋を通す男だ」
裕一「やめて」
鉄男「悪かった」
裕一「は？」
鉄男「これ」
裕一「ありがとう」
鉄男「吹け」
裕一「え？」
鉄男「直ってるかどうか、吹かなきゃわかんねーべ？吹け」
音が鳴るか試し直っているのを確認した裕一
鉄男「すまねー」
喜多一
喜多一メンバー「お帰りなさいませ」
大河原「どうでした？」
首を横に振る三郎
大河原「郡山東銀行、もう古い付き合いなのに！」
三郎「それが・・・」
大河原「なんですか？」
三郎「先代なら無担保でも貸すが、俺には・・・だと」
大河原「旦那さん、もう川俣銀行しか残ってません。旦那さん！ご決断を！」
権藤家
お手伝い「旦那様、まさ、お嬢様から、お電話です」
茂兵衛「うん」
茂兵衛「なに？」
まさ「内にある骨董品を全部売りに出して」
茂兵衛「それで何とか金を作っただと？」
源蔵に報告する茂兵衛
茂兵衛「当座を凌いだだけです。すぐに行き詰まります」
源蔵「早よせえ、跡取りが決まらんと死んでも死に切れん」
茂兵衛「分かってます」
学校の教室
藤堂「そういうことか、それで古山の奴、ハーモニカ持ってきてなかったんだ」
久志「乃木大将、近頃学校来てないし、よくない事に古山も巻き込まれなければいいなって」
藤堂「お前も優しいところあるんだな」
振り返れば奴が居ない・・・
すっかり親しくなった裕一と鉄男
裕一「万葉集も？やっぱし」
鉄男「昔の歌とか詩が好きなんだ。全部読んだ」
裕一「凄っ！将来は詩人だね！あの詩凄かったもん！」
鉄男「あの詩？」
裕一「空にかかりし満月のってやつ」
鉄男「親父が許さねー」
裕一「でも、詩を書くのは得意なんでしょ？人よりほんの少し努力することが辛くなくて、ほんの少し簡単なこと。それが得意なことだって藤堂先生、言ってた。しがみつけば必ず道は開くって、大将！詩人になれるよ！」
鉄男「バカ言うな」
裕一「絶対なれる」
鉄男「うるせー、母ちゃんや弟の面倒も見なけきゃなんねー。おめーとは違うんだ」
裕一「でも」
鉄男「おめー、明日食うもんの心配したことあっか？明日食うもんがねー。弟に食わせるもんがねー。そんな心配したことあっか？俺は毎日だ。毎日、毎日、明日食うもんの心配してんだ」
裕一「なら僕の家の」
鉄男「バカにすんな！俺は乞食じゃねー」
裕一「ごめん」
鉄男「俺は詩を書くのが好きだ。でも、それじゃ飯は食えねー」
裕一「あの詩！あの詩に曲をつけっから、良い？つけたら持ってくね」
古山家
日曜日の昼下がり穏やかな日差しと音楽に包まれ幸せな2人でしたが
まさ「起きて！大変！」
三郎「善治が夜逃げ？」
まさ「アチコチからお金借りて居なくなったみたい」
村野家のある場所についた裕一
村人Ａ「もぬけの殻だ！」
村人Ｂ「マジで出やがったな」
村人Ａ「謀りやがったなこれは」
夜逃げ中の村野家
山のどこかで歌う裕一
裕一「大将、出来たよ聞いて」
藤堂から渡された名刺を見つめる鉄男
回想
藤堂「頼ることは恥ずかしいことじゃない自分の才能から逃げるな。一生後悔するぞ」
鉄男「先生は逃げたの？」
藤堂「俺は無いものを追ったんだ」
回想終了
この二人の組み合わせがヒット曲の数々を生むのはまだずっと先の話しで
そのころ裕一の運命の人も波瀾万丈な人生を歩き出していました。
