連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第155話「ありがとう」

布美枝「商店街。 パーティーには 来てもらえんだったけど 記念品だけでも 差し上げたいけん。」

喜子「うん。」

(電話の呼び鈴)

布美枝「はい 村井でございます。 あ 靖代さん! 今 そっちに 行こうと。 え? はい それじゃあ。」

玄関

一同「こんにちは~!」

布美枝「あら! おそろいで。」

靖代「20周年」

一同「おめでとう!」

布美枝「え?」

徳子「お祝いに押しかけてきたの。」

靖代「実はさ パーティ会場に お花でも贈ろうって みんなで 話してたのよ。 けどさ 仕事の会にまでねえ しゃしゃり出るのも どうかと思ってね。」

徳子「でもさ 何かしたいじゃない!」

和枝「それで 押しかけ祝賀会。」

布美枝「あ~ 皆さん!」

靖代「ちょっと! お祝い 連れてきたわよ!」

布美枝「連れてきた?」

靖代「はいはいはい!」

布美枝「亀田さん。」

亀田「どうも~!」

徳子「いや もう この人じゃない! 分かってますよ! 私はほんの おまけ。 真打ち 真打ち! はい!」

和枝「ほら 入って 入って。」

亀田「怖くないから はいはいはい!」

太一「ごぶさてしてます。」

布美枝「あ~ 太一君!」

客間

靖代「まあ~ 面白いわね この湯飲み!」

亀田「特注?」

布美枝「それを 届けに行こうと 思っとったんですよ。」

亀田「それ 私も頂いていいのかな?」

布美枝「もちろんです。 一六銀行さんには 長々お世話になりました。」

和枝「銀行だって。 いよ! 頭取!」

亀田「コホン! ハハハハ!」

布美枝「太一君は 今 福島なんでしょう?」

太一「あっちに 工場が移って それから ずっとです。」

靖代「ちょっと あんた 今 工場長なんだってさ!」

布美枝「わあ すごい!」

太一「いや 年の順で。 年賀状ばっかりで なかなか 顔も出せず すいませんでした。」

布美枝「いいえ こちらこそ。」

太一「靖代さんから 20周年の話 聞いて 俺も何か お祝いしたくなって。」

徳子「寄り道してきたのよね。」

太一「はい。 これ 預かってきました。 こみち書房の おばさんからです。」

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