カフェー・タイム
かよ「お姉やん。 こっち。」
蓮子「ごきげんよう はなちゃん。 醍醐さんも。」
花子「蓮様もいらしてたの?」
蓮子「ええ。 お招きの電報を頂いたの。」
醍醐「やっぱり 結婚なさるのかしら?」
蓮子「まあ ご結婚の報告? それは おめでたいわね。」
かよ「それにしては 宇田川先生 今日は 地味な いでたちですよ。」
「それでは 先生方 お願い致します。」
宇田川「私 この度 長谷部 汀先生をはじめとする 諸先生方のご推薦を頂きまして ペン部隊として 大陸の戦場へ 向かう事と致しました。」
花子「ペン部隊?」
長谷部「宇田川先生には 従軍記者として 戦地に赴いて頂きます。」
宇田川「お誘いを受けて すぐに決めました。 日本軍の躍進ぶりを 目の当たりにできる またとない機会ですもの。」
長谷部「私たちのために 命を懸けて戦って下さってる 兵隊さん方の事 しっかり取材して書いて下さい!」
宇田川「はい。」
「宇田川満代先生 万歳!」
一同「万歳!」
「万歳!」
一同「万歳!」
<時代は 大きく動き始めておりました。 ごきげんよう。 さようなら。>