玄関前
<そんな ある日の事。>
「敵 発見!」
「目標 10m前方の敵! 突撃 前へ!」
子どもたち「やあ~!」
ブラックバーン「Stop! ゴキゲンヨウ。」
子どもたち「ご… ごきげんよう…。」
子どもたち「うわ~!」
ブラックバーン「Hana.」
花子「はい。 ミス ブラックバーン…。」
居間
英治「僕は 昔 修和女学校に 辞書を借りに行って…。 Once upon a time I went to Shuwa jyogakko for borrow a dictionary, and… 『たくましい女性に 投げ飛ばされました』」
回想
白鳥「やあ!」
英治「うわっ! ああっ!」
ブラックバーン「What is happening?」
白鳥「不審者がいたので捕まえました!」
英治「ご… 誤解ですよ! 僕は…。 ああ…。」
回想終了
ブラックバーン『あなたの英語は上達しましたね』
英治「Thank you very much. 思い出して頂けたみたいだ。」
花子「ええ。」
スコット『ブラックバーン校長は カナダに帰国なさいます はなにお別れを言いに』
ブラックバーン『私ももうおばあさんですから』
花子「さみしくなります」
ブラックバーン「Hana.」
花子「Yes.」
ブラックバーン『この先 国と国はどうなるかわかりませんが ただひとつ 私たちは永遠に友達です』
美里「お母ちゃま?」
花子「『国と国は どうなるか分からないけれど 私たちは 永遠に友達です』と おっしゃって下さってるわ。」
ブラックバーン『私はどこにいても あなたたちの幸せを 心から祈っています あなたの翻訳は二つの国の 友情のシンボルです』
花子「『あなたの翻訳は 二つの国の友情のシンボルです』と。 『ブラックバーン校長のお言葉は いつも私のここにあります 最上のものは過去ではなく 将来にある』
ブラックバーン「Hana. 『あなたが私の夢を 引き継いでください この国の人々に愛と平和を』
書斎
<その夜の事でした。>
(戸をたたく音)
花子「こんな時間に誰かしら…。」