玄関
花子「どちら様ですか?」
吉太郎「はな。 俺だ。」
花子「兄やん…。 どうしたの?」
吉太郎「すまない こんな時間に…。 ちょっと話しておきたい事が あってな。」
花子「上がって。」
吉太郎「いや… すぐ帰るから ここで。 はな… 最近 蓮子さんに会ったか?」
花子「ええ…。 この間 かよのお店で 従軍記者として出発する 宇田川先生の壮行会があって。」
吉太郎「何か 変わった様子はなかったか?」
花子「兄やん? 蓮様がどうかしたの?」
吉太郎「明日から しばらく 蓮子さんのうちには近づくな。」
花子「どうして?」
吉太郎「何でもいい。 ここは 俺の言うとおりにしておけ。 分かったな。」
花子「兄やん…。」
<蓮子の身に 何か大変な事 迫っているのでしょうか。>
花子「蓮様…。」
<ごきげんよう。 さようなら。>