連続テレビ小説「花子とアン」第40回「さらば修和女学校」【第7週】

嘉納家

<福岡の石炭王に嫁いだ蓮子は 夫や娘たちを教育し直そうと 孤軍奮闘しておりました。>

嘉納「あっ ああ…。 (すする音)」

蓮子「さあ どうぞ。 冬子さん。」

冬子「うちは 牛乳は 好かんと。」

嘉納「頑張って飲め。 牛乳を毎日飲みよったら 西洋人のごと 色が白うなるそうじゃ。」

蓮子「それは違います。 体は 丈夫になりますが 色が白くなるなんて どの本にも書いてありません。」

嘉納「俺は 本は読みよらんきね。」

蓮子「間違った事を子どもに教えるのは よくありません。」

冬子「ごちそうしゃん。 おとっちゃん 行ってきます。」

嘉納「ああ 行ってこい。」

蓮子「おとっちゃんではなく お父様と呼びましょう。 冬子さんは もう大きいんですから。」

嘉納「うわっ!」

タミ「ほんなこつ 旦那様が お気の毒じゃ! あげな気取った人とおったら 息が詰まるし おならもできん!」

(笑い声)

「本当やが。」

タミ「お姫様は 何でん 自分の思いどおりにせにゃあ 気が済まんとやき。」

「そうですたい。」

タミ「それ 拭いちゃって。」

「はい。」

向学館

<はなは かよと東京で暮らす事を考え 本腰を入れて 就職活動を始めました。>

梶原「そう。 もう卒業か。 でも 女の子にお薦めできないね。 何しろ 出版社ってのは 忙しいからね。」

はな「構いません。 私 体力には 自信がありますし あっ 小間使いでも何でもします。」

梶原「そういえば 君は 翻訳もできる 優秀な小間使いだったね。 よし 分かった。 じゃあ 上に掛け合ってみるよ。」

はな「よろしくお願いします!」

修和女学校

廊下

<一方 初めて東京にやって来た ふじは…。>

生徒たち「ごきげんよう。」

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