空港
ダメだ… 誰か 助けて
携帯の着信
純「もしもし 愛くん」
愛「はい 例のケーキ ゲットしました」
純「本当? 良かった! ありがとう 本当にありがとうね!」
愛「でも 大丈夫ですか? 飛行機?」
純「ん? ああ なんか 出発遅れるとか 言ってたけど 多分 大丈夫じゃないかな?」
アナウンス『関西付近 強風のため 本日の便は すべて 欠航させていただきます』
純「ええ! 今 なんて 言った? ちょっと待って! ええ…」
愛「もしもし どうしたんですか 純さん?」
最悪だ
純「あの!」
「はい」
純「私 今日中に 大阪に帰らないと マズイんですね だから あの どうにか なんないですか?」
「申し訳ありません あの 関西からくる飛行機が 飛べないので お客様乗せる飛行機がないんです
ああ どうしよう どうしよう どうしよう
オオサキプラザホテル
水野「え? なんで 君が沖縄に居るわけ?」
純「本当にすみません」
水野「お客様のリクエストにお答えしたいって 約束したの君なんだよ?」
純「でも あの ケーキはゲットしたんです あの 愛くんが ゲットしてくれたんですよ だから すぐに届けてもらえますから」
水野「なんで そこで 愛が出てくるわけ?」
純「それは 私の代わりに 並んでくれたんです」
水野「じゃ 僕は知らなかったけど 愛は知ってるんだ? 君が沖縄に居るってこと?」
純「いや なんか… すみません… あ わかりました じゃあ あの あれです 私が 直接 お客様にお電話してお詫びを…」
水野「もう 君は余計なことを しなくていいから」
純「え?」
水野「あとは こっちで なんとかする
ぽっつん…