純「さっきの あの車 あれ お父さん?」
愛「はい」
純「一緒に帰らなくていいの?」
愛「もう二度と家には帰らないって決めたので」
純「それで いいんだ?」
愛「純さんも もう僕と付き合わないほうがいいです 僕は あなたにふさわしくないから」
純「逃げるな! なんなの それ? 1人で被害者ぶっちゃって 純ちゃんが… 私じゃないわよ あんたの弟の純ちゃんが辛いのは あんただけじゃないの家族だって 苦しんでるるんだよ」
純「誠ちゃんは 純ちゃんが死んでから 他の人の匂いが臭くてたまらなくて 8年間ずっとマスクしてるんだからね 今度の事だって そうよ カッコつけて 私のこと 庇ってるつもりかもしれないけど やっぱり 悪いのは 安易にあのガキの本性見てくれ って 頼んだ私なんだし てか あの子殴ったのだって 弟さんのこと 思い出したからでしょ? 悪いけど あんたが いくら 付き合う気がなくても まだ お試し期間は終わってないんで 行くよ!」
愛「どこへ?」
純「あんたの家に決まってるんでしょ」
待田家
純「…ここが あんたの家?」
愛「はい」
想像してたより 遥にデカイ…
純「『困った時は… トイレに行けばいい』でしょ?」
愛「はい」
純「行くよ」
愛「はい」
チャイムを鳴らす