連続テレビ小説「カーネーション」第129回「まどわせないで」【第23週】

糸子「やっぱし 楽しいなあ~ ショーは。 まさに だんじりや! なあ!」

修平「おばあちゃん!」

糸子「あ~ 修ちゃん! え~! 顔 見せてみ。 こらまた一段と 男前になったんちゃうけ?」

直子「里香? はあ やっぱし 里香やんか! どこのクソガキが 紛れ込んだんか思たわ。 あんた 何や? この頭。 何で ジャージーなん?」

里香「関係ないじゃん。」

直子「グレてんけ? まあな かまへんわ。 けどええか ジャージーて 決めたんやったら ジャージーや。 絶対に中途半端に脱いだら あかんで。 分かったか?」

里香「はあ?」

直子「まあ うちも セーラー服ばっかし着て あんたのお母ちゃんに 笑われたもんや。」

糸子「直子 そろそろ うちら 次 行くで。」

直子「次? どこ行くん?」

糸子「ディズニーランド。」

直子「はあ? 今から? とりあえず いっぺん ホテル帰って 休みよ。」

里香「いや ばあちゃん 私も もう眠いし。」

糸子「あかん! まだ5時や! 今から ホテルなんて帰って どないすんねん! 行くで~!」

直子「ええ? ちょっと お母ちゃん!」

小原家

<3日ほど 昼間の東京を 連れ回したら 里香は あっさり 夜 寝るようになりました>

寝室

糸子『里香 起きや! 朝やで!』

玄関前

篠山「あの うちの店に何か?」

糸子「あ… あんたの店? 店 開いてんな。 おめでとうさん!」

篠山「はあ どうも!」

糸子「お宅 何屋なん?」

篠山「金券屋です。」

糸子「きんけんや? 何 売ってんや?」

篠山「まあ 切符とか チケットとか。」

糸子「はあ~ん?」

篠山「すんません。 店 開けますんで。」

糸子「ああ 堪忍。 邪魔したな。 切符…。 ハハハ! 切符屋け?」

<よう分からん商売や>

「ほんま 21年ぶりやで。」

「ほんまっすよ。 タイガースが ですよ?」

「あ おはようす~!」

「おはようす!」

糸子「おはようさん!」

「優勝!」

糸子「そや!」

「おめでとう!」

糸子「おめでとうさん!」

<商店街は このごろ 店の入れ替えが激して ここも こないだまで お好み焼き屋やったんが 先月から 不動産屋になりました。 このごろの若い男は 何で あない金ピカなんや?>

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