連続テレビ小説「なつぞら」第21話「なつよ、女優になれ」【第4週】

あらすじ

十勝農業高校演劇部の芝居の稽古が始まった。その初日、なつ(広瀬すず)と雪次郎(山田裕貴)は、天陽(吉沢亮)を学校に招き、演劇部顧問の倉田先生(柄本佑)に紹介する。そこで倉田は、天陽にある重要なお願いごとをする。放課後、倉田が書いたセリフをもとに、自分なりに演じてみるなつ。そんななつに、倉田は何度もやり直しを求める。だめ出しが続き、わけが分からなくなったなつは…。

21話ネタバレ

柴田家

子供部屋

なつ「あっ!」

新牛舎

なつ「おはようございます!」

悠吉「おはよう。」

なつ「遅くなって ごめんなさい。」

悠吉「なっちゃん 目が ウサギみてえに真っ赤だべ。」

菊介「演劇で疲れてるんでねえのか?」

なつ「ううん 元気 元気。 体も もう慣れて 前より元気。」

富士子「なつ 張り切るのもいいけど 体壊したら 元も子もないよ。」

なつ「分かってるよ。 母さんも無理しないでね。」

富士子「本当に元気みたいだねえ。」

なつ「うん。 今日から 台本の稽古も始まるし。」

悠吉「おっ いよいよか!」

菊介「なっちゃん 主役か?」

なつ「あのね 主役かどうかなんて関係ないの。 もはや 問題は 私に 芝居ができるかどうかよ…。」

(鳴き声)

十勝農業高校

畜産科

太田「牛のチーズに比べて ヤギのチーズは クセがすごい。 何か 臭いっていうより クセ。 うん 何か 全部の料理とかにも 勝ってくるから 結構 強いんよ。」

(ベル)

太田「はい 今日は ここまで。」

校庭

なつ「天陽君!」

天陽「やあ!」

雪次郎「久しぶり。」

天陽「久しぶり。」

演劇部

なつ「先生 天陽君 連れてきました。」

倉田「おっ! 君が あの雪月にある絵を描いた人か?」

天陽「はい。」

雪次郎「そうです。 彼が山田天陽です。」

倉田「よく来てくれたな。 よろしく頼む。」

天陽「あっ どうも。」

なつ「台本は渡してあります。」

倉田「読んでくれたか?」

天陽「読みました。 それで どんな絵を描けばいいですか?」

倉田「好きなように描いてくれ。」

天陽「はい?」

倉田「君の絵には… 十勝の土に生きる人間の魂が… 見事に表現されていた。」

天陽「えっ?」

なつ「魂って言葉が好きなんだわ。」

倉田「その君の感じるままに 好きなように描いてくれたまえ。 うん。 まあ 時々 好きな時に ここへ来て 芝居の稽古を見て 感じたことを 背景にしてくれればいいんだ。 おい 大道具の諸君。」

一同「はい。」

倉田「彼が 背景の絵を描いてくれる山田天陽…。」

門倉「あれなら 俺の勝ちだよな。」

良子「えっ? 何に勝ったんですか?」

門倉「男らしさよ。」

良子「男らしいのと いい男なのは 別ですからね。」

門倉「男らしい方がいいべや!」

良子「私はね。」

門倉「おめえに聞いてねえ。」

良子「聞いてたべさ。」

倉田「よし じゃあ 走ってこい。」

なつ「えっ? 今日も走るんですか?」

雪次郎「当たり前だべ。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク