岸和田商店街
<言葉が のうても 服は いろんな事が分かる。 昔 うちに そない 教えてくれた人がいました ジャージーは ジャージーで いろいろ 言うてる訳です うちは ヤンキーです』やら>
「あれ 隣のばあちゃんの孫 ちゃうんけ?」
「グレてんやわ。」
<『気安う 話しかけんといて下さい』やら『けんかやったら いつでも 買わしてもらいます』やら>
「お前… どこの者じゃ?!」
<言うてしもてるんやさかい そら まあ…>
小原家
オハラ洋装店
<しゃあない>
孝枝「ちょっと 里香ちゃん! 里香ちゃん あんた どないしたん?! ちょっと 先生!」
糸子「どないしたんや? けんかけ?」
孝枝「ちょっと ちょっと…。」
正志「はい。」
孝枝「ちょっと 浩ちゃん 2階 連れていこう。 おんぶ しちゃり。 動けるか? あんた なあ。 いくで。 よっ。 あんた 血 出てるやないの。」
糸子「何してんや? もう…。」
正志「ほな。」
糸子「あんた 助けてくれたんけ?」
正志「いや…。 俺は『ポリ 来たど!』ちゅうちゃっただけです。」
糸子「警察 来たんけ?」
正志「いや 嘘やけど。 そう言うたら 絶対 勝ってる方が 逃げてくんで。」
糸子「賢い子やな。 おおきに。」