糸子「いや ええて!」
八重子「糸ちゃん! 糸ちゃんが いてくれへんかったら でけへんかったんや。」
奥中「ちょ ちょい待ってよ。」
糸子「いや けど ええわ うち。」
八重子「あかん 糸ちゃん! おっちゃん 早く早く!」
糸子「ほんまに ええの?」
奥中「はい じっとして! いくよ。」
糸子「え~ 真ん中やで。」
奥中「はい! いち にい の~… さん!」
(シャッター音)
小原家
2階 寝室
♬~(お囃子)
玄関
直子「行ってきます!」
千代「行っちょいで!」
昌子「行っちょいで!」
直子「は~い!」
千代「気ぃ付けや。」
<直子が どさくさに紛れて 潜り込んでしもたせいか どうなんか…>
玄関前
糸子「直子 頑張りや。」
直子「うん! 行ってきます!」
<女の子でも だんじりを曳いても ええようになりました>
2階 寝室
糸子「新しい時代やな…。」