連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第24話「1946-1948」【第5週】

<住吉の岡野商店に 毎朝200個のおはぎを 卸すことになりました>

<安子が初めて受けた 大口の注文でした>

道中

るい「痛え 足が痛え。 もう歩けん。 (泣き声)」

安子「ごめん ごめん。 るい。 ほら おいで。」

るい「(泣き声)」

安子「ごめんね。 しっかり つかまっとれえよ。」

岡野商店

岡野「え~! 我孫子から歩いてきたんかいな。」

安子「すみません…。こねん遠いたあ思わなんで…。」

正子「小さい子連れて むちゃしたら あかんで。」

岡野「座りぃ。」

正子「お座り。」

安子「すんません。」

正子「いいえ。」

安子「ああ…。」

正子「はい どうぞ。」

安子「ありがとうございます。」

正子「いいえ。」

るい「ありがとうございます。」

正子「フフフッ ええ子やなあ。」

(自転車のベル)

回想

稔「怖おねえから。 前見て 前。」

安子「あ~ いけん いけん いけん! 離したらいけん!」

稔「離すよ!」

安子「いけん いけん いけん いけん!」

稔「大丈夫。 顔上げて こぎ続けとったら 前 進むから。 そら!」

安子「あ~! あ~ いけん! あ~!」

回想終了

るい「ハハハハッ! フフフフッ。」

安子「るい。 転ばんっように気を付けられえ。」

るい「は~い! これ 何じゃろう?」

安子「まあ ヨモギじゃな。」

るい「ヨモギ?」

安子「うん そうじゃ。 あっ 食べられるんよ。 摘んで帰ろうえ。」

るい「は~い。」

安子「そう そう そう。 こねんして… ほっ フフフッ。 う~ん 天ぷらにしょうか お浸しにしょうか…。 あっ! ええこと思いついた。」

るい「何?」

安子「お楽しみじゃ。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク