連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第60話「1964-1965」【第13週】

縁側

錠一郎「頂きます。」

るい「頂きます。」

錠一郎「うん うん うん。 おいしい。」

るい「ホンマ?」

錠一郎「うん。」

るい「よかった。」

錠一郎「うん。 ふ~ん…。 これが るいと るいのお母さんの味か。」

るい「フフッ…。」

錠一郎「何?」

るい「よう出来てる。」

錠一郎「何が?」

るい「これやったら ジョーさんも あんこ こぼさへんわ。」

(笑い声)

錠一郎「何か… お月さんみたいやな。」

<お店の屋号は 『大月』に決まりました。 Rui and Joichiro decided to name the shop “Otsuki”, which means big moon>

居間

るい「ジョーさん? 何してんの?」

錠一郎「チラシ作ってんねん。」

るい「お店の?」

錠一郎「うん。」

るい「わあ ありがとう。 何? これ。」

錠一郎「回転焼き。 ええやろ?」

るい「うん… そやね。 芸術的 なセンスが あふれてる。 手伝うわ。」

回想

勇「こりゃあ お母さんか? ハハッ この丸いほっぺたの辺やこ そっくりじゃ。」

るい「そりゃあ おはぎじゃ。」

回想終了

<あんこを作るようになってから るいは 頻繁に 母 安子のことを 思い出すようになりました>

回想

ロバート「Who is this?」

るい「ロバートさん。」

ロバート「It’s me? アハハハッ。」

回想終了

<それは るいにとって 決して 甘いだけの思い出ではありませんでした>

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