連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第64話「1965-1976」【第14週】

回転焼き屋・大月

錠一郎「お客さん 10人ほど帰ってしもた。」

るい「え~ もう…。」

錠一郎「ひなたは?」

るい「宿題してる。 いっちゃんと藤井さんに 手伝うてもろて。」

錠一郎「友達に恵まれてるんやな ひなたは。 それが どれだけ幸せなことか 僕らは よう知ってる。 ひなたにとって それより大事な夏休みの宿題はないよ。」

るい「もう 分かった。 分かったから そんなふうに意地悪言わんといて。」

錠一郎「意地悪?」

るい「ずるいねん ジョーさんは。 ずるい。」

錠一郎「るい。 ひなたは 10歳や。 僕は 10歳のお父さん。 るいは 10歳のお母さん。 一緒に大きくなってったらいいねん。」

ひなたの部屋

<こうして ひなたの夏休みは終わりました。 And so, Hinata’s summer vacation came to an end>

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