回転焼き屋・大月
錠一郎「お客さん 10人ほど帰ってしもた。」
るい「え~ もう…。」
錠一郎「ひなたは?」
るい「宿題してる。 いっちゃんと藤井さんに 手伝うてもろて。」
錠一郎「友達に恵まれてるんやな ひなたは。 それが どれだけ幸せなことか 僕らは よう知ってる。 ひなたにとって それより大事な夏休みの宿題はないよ。」
るい「もう 分かった。 分かったから そんなふうに意地悪言わんといて。」
錠一郎「意地悪?」
るい「ずるいねん ジョーさんは。 ずるい。」
錠一郎「るい。 ひなたは 10歳や。 僕は 10歳のお父さん。 るいは 10歳のお母さん。 一緒に大きくなってったらいいねん。」
ひなたの部屋
<こうして ひなたの夏休みは終わりました。 And so, Hinata’s summer vacation came to an end>