連続テレビ小説「なつぞら」第111話「なつよ、開拓者の郷へ」【第19週】

あらすじ

剛男(藤木直人)や夕見子(福地桃子)が勤める農協では、酪農を守るため、工場を新設し、乳業会社をつくろうという案が出ていた。しかし、反対派と折り合いがつかず、組合長・田辺(宇梶剛士)をはじめ、泰樹(草刈正雄)や天陽(吉沢亮)ら酪農家が集まり、激しい議論になる。その時、坂場(中川大志)の言葉を思い出した菊介(音尾琢真)が、酪農への純粋な思いを語りだし、なつ(広瀬すず)をはじめ、皆はその話に耳を傾け…。

111話ネタバレ

音問別農協

剛男「午前中に 届け出を出すためには 遅くとも 11時までに ここを出なくてはなりません。 それまでに決議する必要があります。」

田辺「分かった。 これで十勝の脳許が 更に一致団結すれば 今度のことは幸いでないか。」

剛男「そうなればいいんですが…。」

(ノック)

夕見子「失礼します。 組合長 なつを連れてきました。」

田辺「おお。」

なつ「失礼します。」

田辺「なつさん!」

なつ「田辺さん お久しぶりです。」

田辺「いや よく帰ってきてくれたわ ハハ…。 今 まさに なつさんが このタイミングで 十勝に帰ってきてくれたことは きっと 天の恵みだ。」

なつ「えっ?」

田辺「昔 なつさんが いてくれたおかげで 農協が 農家から牛乳を集めて メーカーに売る 共同販売が実現することができたんです。」

なつ「いえ 私がいたからなんて とんでもないです!」

夕見子「なつが演劇をやって うちのじいちゃんを説得したからでしょ。」

坂場「演劇で?」

田辺「そうなんです。 あれがなければ 今度の工場新設も ありえなかった。」

なつ「田辺さんは あの時から それを見据えていたんですね。」

田辺「うん… だから 私は なつさんに なまら感謝してる。」

夕見子「それが 今日 実現するか潰されるか 決まるんだわ。」

坂場「実現させましょう!」

田辺「おっ 頼もしいな なつさんの婚約者は。」

なつ「組合が好きなんです。」

良子「なっちゃん!」

なつ「あっ よっちゃん!」

門倉「奥原も来たのか。」

なつ「うん。 うちのじいちゃんたちも来てる。」

良子「倉田先生も 授業がなければ来たがってたわ。」

天陽「なっちゃん。」

なつ「天陽君…。」

天陽「なっちゃん 帰ってきてたのか。」

なつ「うん。」

靖枝「こんにちは。」

なつ「あっ こんにちは。 ご無沙汰してます。」

門倉「あっ 天陽 大丈夫だ。 あっ いや 大丈夫って話じゃないけども 奥原も 今度 結婚するらしい。」

天陽「えっ?」

坂場「あっ 坂場と申します。 お兄さんとは いつも 仕事をしていました。」

天陽「あっ そうですか…。 なっちゃん おめでとう。」

なつ「ありがとう。」

靖枝「おめでとうございます。」

なつ「ありがとうございます。」

正治「天陽。」

なつ「おじさん。」

正治「なっちゃんかい!」

天陽「なっちゃん 結婚で帰ってきたらしい。」

正治「え… そうかい。」

なつ「いや まあ そうすぐって わけじゃないですけど。」

正治「ハハ… おめでとう。 あっ いや… したけど 今は 行かないばなんないわ。」

なつ「あ… そうだ。 今は それどころではないわ。」

門倉「行くべ 行くべ。」

<工場設置届を提出するため 十勝の各農協組合長が 決議に集まりました。>

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