連続テレビ小説「なつぞら」第152話「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」【最終週】

なつ「ダメだ…。」

坂場「全滅か?」

なつ「使い物にならない。」

麻子「すぐ戻して 描き直してもらって。」

町田「ダメです! 外注は もう限界です。 描き直せなんて言ったら もう やめると言いだしかねません!」

麻子「じゃ こっちで やるしかないわね。」

町田「お願いします。」

茜「私だって限界よ…。 これは 動画チェックじゃなくて 一から描けってことでしょ? 無理よ そんなことは!」

下山「茜…。」

茜「どうやって そんな時間作れっていうの!」

なつ「茜さん 私も手伝うから…。」

茜「なっちゃん 何言ってるの! なっちゃんの仕事だって 24時間 寝ないでやっても 間に合わないくらいあるでしょ!」

なつ「それでも! やるしかないの。」

下山「僕も手伝うからさ。 茜。 子どものことは 一晩ぐらい お義母さんに見てもらおう。」

なつ「大丈夫。 茜さんは できる限りでいいから。」

神地「俺もやるから 茜ちゃん。」

麻子「だけど 原画は原画で 急がないと間に合わないわよ。」

坂場「しかたない。 描き直すカットは できるだけ 動きが少なくなるように…。」

なつ「動きは 変えなくても大丈夫! みんなの腕は上がってるから 同じ質の画でも 前より速く描けるようになってる。 みんなで 力を合わせれば このまま 質を落とさなくても 絶対 乗り切れる! 待ってる人がいるの。 この作品を 楽しみに待っている人たちが…。 その人たちを 私たちは 絶対に裏切っちゃいけない。」

麻子「茜ちゃん 私も手伝うから頑張ろう!」

立山「私も 茜さんみたいに腕はないけど 頑張ります!」

神地「よし みんなで 町田を助けてやろうぜ! 町田がいなかったら 俺たちの仕事は 絶対に成り立たないんだからよ!」

町田「すいません…。」

なつ「みんなで やりましょう。」

茜「ごめんなさい…。」

神地「いいの いいの いいの。 茜ちゃんが泣くことないんだから。」

下山「いやいやいや… 君が慰めることでもないでしょ。」

神地「か… かわいそうだから…。」

下山「慰めんのは 旦那の仕事です。」

なつ「よし 頑張りましょう。」

陽平「石沢さん ドライヤーお願いします。」

麻子「何か干すもの… ひも持ってきて ひも!」

坂場家

寝室

富士子♬『広がる空』

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