連続テレビ小説「なつぞら」第65話「なつよ、アニメーターは君だ」【第11週】

柴田家

なつ『私 頑張るからね じいちゃん。 じいちゃんに 今度 会う時までに 私は この道を しっかり歩ける人になっていたいです。 それが どんなに小さい道でも 自分の大切な道を誇れるように じいちゃんに示したいです。 どうか そのことを じいちゃんから 父さんや母さんにも伝えて下さい。 そっちに帰れなくても 大好きなじいちゃん じいちゃんは いつでも 私の 一番の誇りです』。

おでん屋・風車

2階住居

(ノック)

亜矢美「なっちゃん 失礼。 置いときます。」

川村屋

ホール

野上「いらっしゃいませ。 今日は また おそろいで。」

咲太郎「マダムはいますか?」

なつ「あっ マダム…。」

光子「どうかしたの?」

咲太郎「マダム 大変お待たせしました。 これで全額。 お納め下さい。」

光子「ちょっと! 店の中で おやめなさいよ。」

なつ「マダム 野上さん 私 アニメーターになったんです!」

光子「あら そう!」

野上「大声出さない! ほかのお客様に ご迷惑です。 マダムまで…。」

咲太郎「また今日は にぎわってますね。」

テレビ『いいね? よし それでは チンチンリー 友情の握手をしよう。 これで 君は 僕の大切な相棒だ』。

なつ「子どもが多いですね。」

光子「今日は『名犬チンチンリー』を やってるからよ。」

咲太郎「何? それ。」

光子「アメリカのテレビ映画よ。」

咲太郎「えっ… 日本語が聞こえますけど。」

光子「それは 日本人が セリフを入れてるからでしょ。」

テレビ『あの場所は とても危険なんだ。 もしかすると 命を落とすかもしれない』。

光子「子どもが 楽しんで見るものだから 字幕を出すよりも見やすいのよ。」

テレビ『行くべきか 行かざるべきか… う~ん よし やっぱり行こう!』。

咲太郎「へえ…。」

テレビ『前進あるのみだ。 進め 進め 未来へ進め!』

咲太郎「なるほど 日本の役者がしゃべってるのか。 面白いな。」

なつ「うん。」

<なつよ 咲太郎よ… 新しい道を どんどん切り開け。>

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