連続テレビ小説「ちむどんどん」96話「青いパパイアを探しに」

山原小中学校
職員室

諸見里「学校独自の献立? そういう話は…。」

良子「教頭先生 聞いてください。 この辺りは たくさん農家があって 新鮮で おいしい野菜であふれてます。 週に1回 調理員さんたに協力してもらって 地元の材料を ふんだんに使った給食を作る。 そしたら きっと 子供たちの野菜嫌いも直って 残飯率も下がると思うんです。」

諸見里「だけど 名護の栄養士さんが決めた献立を 勝手に…。」

良子「栄養士さんには もう 相談してます。『大賛成。 現場に皆さんがよければ 是非 協力したい』と言ってくれてます。」

諸見里「あっ そう。 了解 得てるわけね。 なら 頑張ってみたらいいさ。」

良子「ありがとうございます。」

諸見里「だけど 何か問題が起きたら 良子先生の責任だよ。」

良子「はい。」

給食室

安室「協力はできないね。」

良子「何でですか?」

安室「この辺りは 出荷とかしたことない人が多い。 子供たちに みんなの分を 安定して納めてもらうのは無理ヤサ。」

調理員「昔から仕入れてる業者さんを 裏切ることになるしね。」

安室「ヤサ。」

良子「足りない分を 業者さんに お願いするというのはどうですか?」

安室「仕入れ先が いくつも分かれたら 検品も大変。 バラバラに納品されたら 手間も 何倍になるさぁ。」

良子「手間が かかって大変なら 私も手伝います。」

調理員「先生の 担任の仕事はどうするわけ?」

良子「ちゃんと両立させます。」

調理員「アキサミヨー。 そんなことできるわけないさ。」

調理員「そうさぁ。」

安室「あんたは 料理好きでも得意でもない。 今までどおりでやってれば 何年かで給食主任は交代。 それでいいさ。」

良子「うちは 確かに 料理は得意ではないけど 子供の時から お母ちゃんが作ってくれた 野菜を食べてきました! この村の野菜はおいしい。 デージおいしい! それを 今の子供たちに伝えたいんです。」

安室「そんなことは うちたちは みんな知ってる! 子供たちに おいしいもの食べさせたいよ。 残してほしくないさぁ! だけど 献立どおりに作れって あんたたちに言われてよ。 できる限り 何年も 何年も 頑張ってるんだよ。 急に出てきて 偉そうに言われてもヤー。」

良子「それは…。 ごめんなさい。 すみませんでした! だけど 皆さんも知ってるとおり うちの家族は ニーニーも 暢子も やんばるを出て 東京に行きました。 けど うちは ずっと ここで生きてきました。 結婚して 子供もできて 昔と違うことを思うようになったんです。 勉強するだけじゃなくて やんばるの子供たちに やんばるの いいところを 知ってほしいんです。」

安室「言うだけなら 誰でもできるよぅ。 大体 仕入れ先は誰が探すわけ?」

良子「うちが探します!」

安室「全部 1人でできるねぇ?」

良子「やります!」

安室「無理ヤサ!」

良子「よろしくお願いします!」

安室「アッシェ 優子の娘とは思えん 頑固者やんやー。 ヤー!」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク