野本宅
野本「いただきます。」
(スマホの通知音)
春日『おいしそうですね 野本さん、今度、餅パーティーしませんか?』
野本「も… 餅パーティー。」
春日『お正月のお餅が余っていて。 それなら 二人ごはんでもお金が あまりかからないと思うのですが どうでしょうか?』。
野本「え…。 えっ! えっ えっ…。 えっ…。」
野本『いいですね! 餅アレンジ色々してみたいです!』
野本「明日とかどうかな?」
春日『楽しみです。 家にある使えそうな食材 持っていきますね。』
野本「え…。 餅パーティー…。 ん~! 春日さんも 会いたいって思ってくれてるのかなあ。」
春日「納豆と 大根おろしのための大根と あと ベーコンとチーズがあったので どうかなと。」
野本「うわ 最高! 大根おろしと納豆いいですね。 あっ 私はですね…。 ピザソースがあったから これで餅ピザみたいに できないかなと思って。 あと トッピングは これ。 ちょっと しなびてるけど 春菊があったから 使っちゃいたいんだよね。」
春日「餅ピザ… 春菊…。」
野本「そういえば お隣さんってお会いした?」
春日「まだです。 野本さんは?」
野本「私も。 どんな方なんだろうね。」
春日「はい。」
野本「ずっと空いてたから ちょっと不思議な感じだよね。」
春日「そうですね。」
野本「私も 今年この部屋 更新なんだよなあ。」
野本「お~。 溶けてる 溶けてる!」
春日「すごくおいしそうです。」
野本「はい。 よし…。 お~ 焼き目もいい感じ。 はい どうぞ。」
春日「ありがとうございます。」
野本「いえ。」
野本「どうですか?」
春日「おいしいです。 合います。 すごく。」
野本「どれどれ… おっ… よいしょ。 いただきます。 んっ あっつ…。 うん。 ん~! これはお酒にも合うかも。 うん おいしい。」
野本「半分に切ったお餅を並べて…。 春菊と 次はベーコン チーズを たっぷりと。」
野本「わあ~ おいしそう~!」
春日「餅ピザ。」
野本「切ってみますか。」
春日「はい。」
野本「あっ。 春日さん 大変! 切れないです! もちもちすぎて!」