野本「はい 春日さん。 2つ分ね。」
矢子「ねえねえ これ使えるかな?」
野本「あっ ばっちりです!」
矢子「麺棒なんてもんは うちにないからね。 じゃあ これ使って~。」
南雲「ありがとうございます。」
春日「ありがとうございます。」
矢子「ナンって作れるんだね。」
野本「結構 簡単なんですよ。」
春日「これぐらいの厚さですかね。」
野本「あ… 5ミリほどだから もうちょっと薄くかな?」
春日「はい。」
矢子「ありがとう。」
野本「は~い。」
矢子「南雲さん ちょっと待って。 それ おばけ作ってない?」
南雲「はい。 ナンおばけにしてみました。」
矢子「かわいいんだけど。」
野本「南雲さん すごい!」
矢子「え~ ちょっと おばけ どうっやって作んの~。 私もやってみたい。」
南雲「これを使って…。」
矢子「うん。」
南雲「途中から力を入れて グーッと。」
矢子「え? グーッ… あ くっついちゃった。 大丈夫 これ?」
南雲「大丈夫です。」
矢子「あ でも のびてきた。 グーッ。」
南雲「あ そうです そうです。」
キッチン
矢子「わ~! いい焼き色~。」
野本「おばけ かわいい。」
南雲「おいしそうですね。」
矢子「どんどん焼こう。」
野本「は~い。」
春日「じゃあ 私 ラッシー作りますね。」
矢子「オッケー グラス出すね。」
春日「ありがとうございます。」
矢子「は~い。」
リビング
春日「すいません。」
矢子「これだけで できるんだね?」
春日「はい。 ヨーグルトと牛乳を1対1で レモン汁を入れるだけで完成です。」
矢子「ラッシーって たまに飲むと すごいおいしいんだよね。」
春日「分かります。 あの…。」
矢子「ん?」
春日「矢子さんは 野本さんと いつからお知り合いなんですか?」
矢子「う~ん 5~6年前からかな。 フォローし始めたのは。 もともとは ユキさんの お料理の投稿を見てファンになって すっごいおいしそうって思ってさ。」
春日「分かります。 野本さんのお料理は 本当においしくて すごいなと思います。 本とか出せるんじゃないかなと 思うんですけど そんなことないって 本人は…。」
矢子「そうなんだね。」
野本「ナーン 第一弾 焼けました~!」
矢子「わ~ おいしそう!」
南雲「私も焼いてみたいです。」
野本「もちろん! あ じゃあ 第二弾 いってきます。」