北栄総合病院
恵里「お父さん…。 長い間…。」
奈々子「山崎さん 急変よ!」
恵里「え? お父さん ごめんね!」
一風館
(発信音)
勝子「どうしたの?」
恵文「『お父さん 長い間… ごめんね』と?」
勝子「は?」
グアテマラ
真理亜「ん? こっち? どっちだろ?」
(ノック)
ハナ「真理亜さん どうも!」
勝子「どうも!」
真理亜「どうも!」
容子「あら ヤダ! 明日 着ていく服 迷ってるんだ? そうなんだ! かわいい 妹みたいなもんだもんね。」
勝子「ありがとうございます!」
真理亜「そうじゃなくて… あの。 初めてなのよ 結婚式に出るの。 どんな服 着たらいいか 分かんなかったの。」
容子「初めてなの?」
真理亜「そうよ。」
容子「へえ! 私なんか 一体 何度出たか 都内の式場 ほとんど行ってる。」
勝子「すごいですね! それは!」
容子「あまり うれしくないんですけど。」
ハナ「おばぁも 結婚式で 何度 踊ったか 分からないよ。 一度 会場 間違えて 知らない人の 結婚式で 踊ってしまったさ。」
容子 真理亜「あらら!」
勝子「でも終わるまで誰も気づかないの。」
ハナ「そうよ。 その家の おばぁとは 今も友達になっているよ。」
容子「あ 恵里ちゃんの着る ウエディングドレス 真理亜さんと 私が選びました。 東京の姉代わりという事で。」
勝子「本当に ありがとうございます。」
容子「いえいえ きれいですよ。 ね!」
真理亜「え? ああ! 大人っぽくていいのが ありました でも 似合わないんです。」
ハナ「分かるね!」
真理亜「はい。」
勝子「ウエディングドレスかぁ!」
翌日
一風館
ハナ「天気も よくて!」
勝子「よかった!」
さあ これから 恵里の結婚式よ!
ダイニング
真理亜「うわ!」
容子「うわ!」
柴田「どうも。」
容子「げ!」
柴田「そんなに変ですか?」
無視して通りすぎる2人w
柴田「ちょっと待って!」
島田「まだかな? 何度 着替えりゃ いいんだ。」
みづえ「お待たせ! どう?」
島田「いや! すばらしいね。 実に エレガントだよ。」
みづえ「そう? でも やはり和服にしようかな?」
北栄総合病院
ナースステーション
恵里「皆さん 後で よろしく お願いしますね。」
奈々子「うん お疲れさま。」
祥子「お疲れさま。」
恵里「はい。」
(電話の呼び鈴)
聡子「はい…。 分かりました!」
聡子「食中毒の患者さんが 大勢 運ばれてくるって。」
奈々子「はい!」
聡子「点滴 セットして。 あなた 膿盆も。」
祥子「はい。」
聡子「急いでね! あなたは いいわよ。 行きなさい!」