一風館
ダイニング
柴田「今日は 何について 話しましょうかね?」
文也「そうですねぇ。」
恵達「あ 真理亜さんは どうなんですか?」
文也「ああ まあ 問題はないでしょう。」
恵達「そうなんだ。」
柴田「よかった…。」
文也「話… 終わっちゃいましたね。」
恵達「うん。」
柴田「そうですね…。」
文也「3人の共通の話題っていうと 何が あるんですかね?」
恵達「共通の話題ね…。」
柴田「職業は バラバラだしね。」
恵達「サラリーマンと医者と ミュージシャン。」
文也「出身地も バラバラですしね。」
柴田「北海道 東京 沖縄 うわ~。」
恵達「思いっきり バラバラ。」
柴田「う~ん。」
何をやってるんだろうね この3人は…
恵達「あ そうだ やっぱり 3人の共通と 言えば 古波蔵恵里ですかね?」
文也「恵里?」
柴田「そうだ…。」
恵達「僕は 弟なわけだし 文也君は ダンナさんだし…。」
文也「ああ。」
恵達「柴田さんは ずっと好きだったし。」
柴田「そうそうそう そうだよねぇ。 え?」
文也「え?」
恵達「ん?」
柴田「ん?」
文也「え?」
柴田「あ いやいや。」
恵達「しまった…。」
文也「そうだったんですか。」
柴田「いや あの あのね。」
文也「あ!」
柴田「え?」
恵達「何?」
回想
文也「何か 捜し物ですか?」
柴田「スーパーボール なんだけどね」
文也「大切な物?」
柴田「いや 僕のじゃくてね」
文也「彼女ですか?」
柴田「いや そういうんじゃなくて ま 片思いかな…」
回想終了
文也「そうですよねぇ。」
柴田「何で 今 こうなっちゃうかなあ…。」
文也「あ すみません。」
恵達「すみません。」
柴田「いや 謝られてもなあ。(ため息)」
(3人の笑い)
容子「ああ 楽しそうだねぇ 男ゆんたく?」
柴田「え? どうも。」
容子「な~んか 2階つまんないのよね 誰も いなくてさぁ。」
柴田「ああ。」
容子「で 何? 何 話してたの? な~んか 盛り上がってたわね。 教えて…。」
恵達「アハハハハハ。」
文也「アハハハハハ。」
柴田「アハハハハハ。」
容子「なあに?!」