古波蔵家
寝室
縁側
柴田「おやすみに なりました? 気持ちいいですね?」
ハナ「そうだね。 柴田君。」
柴田「はい?」
ハナ「ありがとうね。」
柴田「いや そんな。」
ハナ「本当に いつも 恵里の事を 考えてくれて ありがとうね。」
柴田「おばぁ そんな やめて下さい。 僕は そんな。」
ハナ「柴田君の気持 おばぁ よく分かる。 恵里を 大切の思ってくれる気持。」
柴田「おばぁ。」
ハナ「でも あの子は 初恋の人と ついに結婚してしまうほどの子だから 全然 そういうところ 鈍感さ。 本当に ごめんね。」
柴田「何を言ってるんですか。 その方が いいんです。」
ハナ「そうね?」
柴田「はい。」
ハナ「おばぁ が あと 10年 若かったらね。」
柴田「10年というのは ちょっと。」
ハナ「20年くらいかね?」
柴田「いや まだまだ…。」
ハナ「じゃ 50年?」
柴田「いきすぎて しまいましたね。」
ハナ「ハハハ…。」
島袋「わっ!」
柴田「あっ!」
島袋「びっくりしたさ。 2人は 本当に出来てるの?」
柴田「な 何を言ってるの? あなた!」
島袋「手 つないでるさ! ごめんね 寝ようね!」
柴田「いやいや 寝ないで! こっち来て 飲もうよ! 寝ちゃうと 変な夢を見ると思う。」
寝室
恵里は 気持ちよさそうに 寝ていますね。 沖縄に帰って 緊張が とけたのかね
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