ナースステーション
看護婦「お疲れさまでした。」
りほ「お疲れ様。」
祥子「どう?」
りほ「あ すみません。」
祥子「頑張ってね 終わってくれないと 私も帰れないし。」
りほ「はい すみません。」
祥子「うん。」
恵里「お疲れさまです。」
りほ「お疲れ様でした。」
恵里「倉田さんも お疲れ様。 疲れたでしょう?」
麻衣子「はい。」
恵里「村山さん もう少し村山さん自身が 気持よく 患者さんと 接するよう心がけよう。 食事も 笑顔で渡した方が お互いに 気持ちいいと思うよ。」
麻衣子「はい すみません。」
恵里「意地悪で言ってるのじゃないよ。 私の新人の時 先輩は もっと怖かったのよ 分かった?」
麻衣子「はい。」
恵里「うん。」
奈々子「ん? それって 私のこと?」
恵里「え… あ。 ハハハ…。」
退勤後
恵里「はぁ 疲れるね 教えるのは。」
祥子「うん。 倍 疲れた感じがする。」
恵里「そうだよね。 」
恵里「あ! 大変だ。 保育園 ギリギリだ! 私 走るね。 ごめん じゃあね!」
祥子「あ! お疲れさま。」
保育園
恵里「すみません 遅くなりました!」
恵里「和也! はい ただいま! 遅くなって ごめんね。」
一風館
ダイニング
さて 我らが古波蔵恵達は と申しますと 新曲は 我那覇さんの言ったとおり さっぱりでありました
古波蔵家
恵文「恵達ね?」
勝子「うん 何かね? あ!」
恵尚「あ 通帳だ。」
勝子「え~っ!」
一同「あきさみよ~!」
勝子「5!」
恵文「百…。」
恵尚「万…。」
ハナ「円だねぇ!」
勝子「そうか! 私 スターの母だったんだ! 忘れてたさぁ!」
一風館
恵達「お母さん 着いた?」
古波蔵家
勝子「着いたさ どうしたの? あんな お金。 うん そっか デビュー曲の印税? へえ! え?」
一風館
恵達「だから 俺 今 金いらないし お金持って ぜいたくすると 自分のためにも ロクな事に ならないような気がするわけ。 引っ越しも したくないし 欲しかったギター1本 買ったから それで十分。 だから 家で何か使ってよ。」
古波蔵家
勝子「そう 分かった ありがとう 恵達。 お母さん 大事にとっておくさ。 もったいなくて 使ったり出来ないさ。 ね!」
勝子「とっておこうね。 あんたが 必要になる時まで 預かっておく。 うん。 恵里のお金と一緒にとっておこうね。」
一風館
恵達「え? 何 姉え姉えも お金 送ってるの?」
古波蔵家
勝子「恵里は 就職してから ずっと 送ってくれてるんだよ。 奨学金を返しながら。 もったいなくて使えないさ。 とっておこうね。」
一風館
恵達「聞いてないさ 俺。 うん? 何でもないよ。 じゃあね あ 和也? 元気だよ。 じゃあね。」
恵達「ずるいよ 姉え姉え。」
恵里「ただいま! ああ恵達。」
恵達「おう。」
恵里「和也 あんたの名前 決めた時に どっか行ってた恵達叔父ちゃん。」
恵達「またそれ。 分かったよ 悪かった。」
恵里「あんた からかうと面白いから。」
恵達「どうしたの? 電話だったの?」
恵達「うん あのさ 姉え姉え。」
恵里「何? どうしたの?」
恵達「もういいよ 何でもないです。 あ~あ。」
恵里「何 それは。 あ そうだ 今日 病院で 祥子ちゃんがさ。 フフフ…。」
恵達「え? 何?」
恵里「何 その うれしそうな顔。 教えない。 ね 和也 部屋行こうか。」
恵達「何? おい!」
恵里「本当は 何もありませんでした。 じゃあね。」
恵達「え? 何な訳 一体?」
北栄総合病院
病室
という訳で 恵里のプリセプターは 続いておりました
プリセプター指導中の恵里
麻衣子「ナースコールに呼ばれて忙しかったので。」
患者「そんな事 僕には関係ない。」
恵里「ごめんなさい。 すぐ 氷まくら持ってきましょう。」
村山さんは なかなか慣れないね ちょっと 心配さ。 ある日…
内科病棟
恵里「主人も今日 遅くなるし 私が行く予定だったんですけど 急に仕事が…。 ぎりぎりで 何時まで行けば よろしいですか?」
恵里「そうですか わかりました。 はい よろしくお願いします。 あ 和也は 元気にしてますか? そうですか。 はい ありがとうございます。 失礼します。」
文也「ダメ?」
恵里「うん 6時半までには行かないと。」
文也「母さんに頼みたいけど 仕事で 夜 海外から帰って来るんだよね。」
恵里「そうだったよね。」
文也「参ったな。」
恵里「あ!」
文也「え?」
保育園
一風館の面々w「どうも!」