小浜島
というわけで 恵理と和也 そして 私の 小浜島での生活が 始まりました
八重山のてぃだ(太陽)は 和也を 治してくれるかねぇ。 そして 恵理は 大丈夫なのかねぇ
恵理「写真 撮ろうか?」
和也「あ! 牛だ!」
ハナ「そんなに 牛が 好きかね 和也は。」
恵理「うん。 柴田さんの影響さ。」
ハナ「そうねぇ。」
恵理「和也 撮るよ。 柴田さんに 送ろうね。」
和也「うん! 柴田に送る。」
恵理「『柴田さん』でしょう もう…。」
ハナ「シャレね? 今の『もう』っていうのは。」
恵理「は? そんなわけないでしょ。」
ハナ「そうね。」
恵理「そうだよ。 いい? 和也 撮るよ。 せ~の!」
恵理「もっと 近づいて もっと。 じゃ もう1枚 いくよ。 和也?」
宮良のおじさん「ハ~イ! 古波蔵の おばぁでは?」
ハナ「しばらくだね。」
恵理「あ どうも。」
宮良のおじさん「恵理ちゃん? 大人になってるさ。 子供ね? 恵理ちゃんの…。」
恵理「はい。」
宮良のおじさん「かわいいわさ~。 ハイサイ 名前 何ていうの?」
恵理「和也です。 よろしく お願いします。」
ハナ「皆 元気ね?」
宮良のおじさん「ああ 元気 元気。」
ハナ「そうね。 後で 顔 出すさ ね。」
宮良のおじさん「ごちそう作って 待ってるから。」
ハナ「ありがとう。」
宮良のおじさん「じゃ 後からね。」
和也「おかあさん…。」
恵理「ん? どうしたの?」
和也「ごめんなさい。」
恵理「え? 何 言ってる。 和也は 謝らなくて いいんだよ。 謝ったりしなくて いいんだよ。 謝ったりしなくて いいんだよ。」
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