ゆがふ
一方 まだ ご縁に恵まれない 人たちは…
真理亜「全くさ くっつけばいいってもんじゃないわよね。」
遥「そうですよねぇ。」
真理亜「そうよ 冗談じゃないわよ。 私はね そういう 安易な結末は断固として 拒否するからね。」
遥「はい 私も ついていきます。」
真理亜「おう!」
(グラスの音)
兼城「でも…。」
黒島「欲しいですよねぇ 恋人が。」
兼城「だからよねぇ。」
うなずく遥
真理亜「ん?」
遥「え? あ いえ…。」
遥「あ~。」
(戸が開く)
兼城「あ いらっしゃい。」
静子「うわ~ 何? ここは。 何なの? この空気は…。」
真理亜「ああ 独身会の会長さん 一番遅い。」
静子「ええ 何? そういう集まりなわけ?」
兼城「どうぞ。」
静子「あ すみません。 ハハハハ。」
いやいや…。 そして そして またまた しばらくたって…
一風館
サロン
恵尚「ペアルックだね。」
奈々子「そうだね。」
兼城「久しぶりの沖縄さぁねぇ。」
聡子 秀美「チョット どうなってんの?」
容子「ああ もう…。」
柴田「すみません!」
容子「仕切り悪い 悪すぎ!」
柴田「そんなこと 言ったってねぇ!」
容子「早くしないと 遅れるよ。」
静子「行きますよ! 早く!」
柴田「ああ 似ている…。」
容子「ああ もう!」
柴田「似てる いや いや 似てるって。」
古波蔵家
恵達「もう お父さん 早くしないと 間に合わないよ。」
勝子「そうさ 文ちゃん 文ちゃんだけ 船だよ。」
琉美子「こわ…。」
祥子「ハハハ。」
恵文「はいはいはい。 これを 忘れるわけに いかないでしょう。」
恵達「たったひとつの 取り柄だからね。」
恵文「何がよ。 そういう自分もギターを…。」
恵達「まあね。」
ハナ「似たもの親子だね。」
祥子「本当だ。」
恵達「はあ? 勘弁してよ。」
恵達「行こう行こう…。」
おっと このさきは 明日の お楽しみさぁ。 明日は 最後の お祭りよ~!
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