一風館
管理人室
恵里「ただいま…。」
ハナ「お帰り。」
恵里「あれ? おばぁ。」
ハナ「島田さんと みづえさん デートに 出かけたさ。」
恵里「そうなの?」
ハナ「そうよ。」
恵里「ふ~ん… あ 兄い兄い どう? 見つかった? おばぁの初恋の人。」
ハナ「さあ どんなかね。」
恵里「そっかあ。 でも 兄い兄い 一生懸命だよ。」
ハナ「そうだねぇ。」
恵里「見つかるといいね おばぁ。」
ハナ「そうだねぇ 見つかってしまったら おばぁ また 恋に落ちるかね?」
恵里「は?」
ハナ「参ったさぁ そうなったら おばぁ 再婚するかもしれないよ。」
恵里「え~…。」
一風館の前
恵尚「なんてこった…。 せっかく たどりついたのによ~。(ため息)
管理人室
恵尚「おばぁ! おう…。」
ハナ「何を そんなに 驚いているか?」
恵尚「え いや…。 ハハハアh 何やってる? おばぁ。 なんでもないさ。」
恵尚「ハハハハ…。 ウォ!(柱にぶつかるw) ヒヒヒヒ… じゃあね。」
マンデリン
恵尚「おう… マプヤ マプヤ~!」
恵里「あ お帰り。」
恵達「お帰り。」
恵尚「ああ ビックリしたさぁ。」
恵里「何が?」
恵尚「いきなり おばぁが 下にいるんだのに。」
恵里「ああ… 何で そんなに ビックリするの?」
恵尚「だってよ~。」
恵達「それで どうなの? 初恋の人捜しの方は…。 やっぱり無理? 俺 手伝おうか?」
恵尚「何言ってる いらん そんなもの。」
恵里「見つかった?」
恵尚「見つけたさ…。」
恵達「え?」
恵里「ホントに? ホントに見つかったの?」
恵尚「本当よ。」
恵里「それで? それで それで?」