2020年6月1日放送の【 連続テレビ小説「エール」】46話のネタバレです。
連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。
現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
音楽学校の記念公演に向けて、「椿姫」の稽古がはじまった。千鶴子(小南満佑子)と主役あらそいのすえに選ばれた音(二階堂ふみ)は、双浦環(柴咲コウ)から自分に足りない技術を死ぬ気で磨くように激励される。ある日、古山家に鉄男(中村蒼)が訪れる。裕一(窪田正孝)と一緒に「福島行進曲」をつくった鉄男は、作詞家になる夢をかなえるために、思い切って新聞社の仕事を辞めて福島から上京してきたのだ。
46話ネタバレ
エール (46)「響きあう夢」
コロンブスレコード
廿日市「勘弁してよ~。 いつになったら利益出してくれんのよ。」
初めてのレコード『福島行進曲』は全く売れず…。
古山家
鉄男「ごめんください。」
裕一「はい。 あれ?」
鉄男「よう!」
裕一「うん…。 あれ? まだ休暇だっけ?」
鉄男「いや 会社辞めてきた。」
裕一「えっ?」
鉄男「福島の家も引き払ってきた。 東京で暮らす!」
裕一「はあ!?」
鉄男「副業は 禁止だの 縁談断んなら左遷だの いろいろ言われて面倒になってな。」
裕一「うん…。」
鉄男「所帯持つ当てもなくなったし。 この機会に やりてえことやろうと 思ったんだ。」
裕一「そっか~。 いや よく決断したね。 一緒に頑張ろう!」
鉄男「ああ。」
裕一「うん!」
鉄男「裕一… ちょいちょい…。 それで 早速なんだけど コロンブスレコードに 紹介してもらうことできねえか?」
裕一「えっ?」
鉄男「詞 見てもらうだけでもいいんだ。」
裕一「う~ん… うん うん。」
鉄男「あっ よしよし… それで もう書いてんだ いくつか。」
裕一「あっ そう。」
音楽学校
黒崎「演出を担当する黒崎です。 若い皆さんと一緒に みずみずしい 『椿姫』を作っていけたらと思います。」
黒崎「なお 双浦 環先生にも 監修で入って頂くことになりました。」
環「どうぞ よろしく。 最高の舞台にしましょう。」
一同「よろしくお願いします。」
黒崎「では 続いて 出演者の皆さんを改めて紹介します。 主役のヴィオレッタを務める小山 音さん。」
音「古山 音です。 皆さん どうぞ よろしくお願いします。」
黒崎「椿の花は ヴィオレッタの象徴。 1幕は赤 2幕は白 3幕は枯れている といった具合に 椿の花を使っていきたいと思ってます。」
黒崎「何か質問は? それでは 今日から よろしくお願いします。」
一同「よろしくお願いします。」
久志「音さん またね。」
音「また。 ありがとうございます。」
音「環先生。 あの… よろしくお願いします。 私 頑張ります。」
環「そうね。 かなり頑張らないと 厳しいでしょうね。」
環「あなたが選ばれた理由は2つ。 1つ目は 夏目さんが 選考会で ベストを尽くせなかったこと。 順当にいけば 技術の高さからしても 恐らく 夏目さんが選ばれていた。」
環「 2つ目の理由 夏目さんが ベストを出せなかったのは 選考会での あなたの気迫に動揺したから。」
環「あの時の あなたの歌には 粗削りだけど 人の心を揺さぶる何かがあった。 審査員たちは あなたの可能性に 賭けてみようと考えたの。」
音「ありがとうございます。」
環「だからといって お客様に 未熟なものを見せるわけにはいかない。 あなたに足りない技術を これから死ぬ気で磨きなさい。」
音「はい!」
古山家
裕一「ど… どうしたの?」
音「あっ… 声楽って 体が楽器でしょう? 体全体で呼吸することで 深みのある発生ができるんだって。」
裕一「あっ… そうなんだ。 へえ~。」
音「私をヴィオレッタに選んでよかったって みんなに言ってもらえるよう頑張らんと。」
裕一「ああ… あ~ 鉄男も舞台楽しみにしてるって。」
音「鉄男さん 思い切ったよね。」
裕一「うん。」
音「住むところとか仕事は どうなったの?」
裕一「あ~ 知り合いの下宿屋に世話になるって。 仕事は… 明日 廿日市さんに 紹介することになったんだけどね…」
裕一「『福島行進曲』 売れなかったからな~。」
音「ありがとう。」
裕一「うん…。 はあ…。」
おでん屋
山根「へえ~ おにいさん 福島か。」
鉄男「ふるさとっつっても もう帰る実家もないんですけどね。」
山根「嫁さんは?」
鉄男「もらいそびれました。」
山根「ハッ。 まあ それはそれで いいもんだ。 気ままでな。 ハハハ…。」
鉄男「ありがとうございます。」
山根「ふ~ん。」