連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第54話「1963-1964」【第12週】

あらすじ

関西一のトランぺッターを選ぶコンテスト当日。るい(深津絵里)が応援のためにでかける準備をしようとしたちょうどその時、錠一郎(オダギリジョー)がクリーニング店に慌ててやってきました。見ると、なんとステージ衣装にケチャップがべっとり。るいが他の衣装を着てと提案するものの、るいが選んでくれた衣装で出ると聞かない錠一郎。るいはなんとか錠一郎の出番に間に合わせようと急いでシャツを洗うのですが…。

54ネタバレ

ジャズ喫茶・Night and Day

控え室

トミー「また車酔いか? 青い顔して。 お前まで そのありさまやったら… 楽勝やな。」

錠一郎「トミー。 負けへんよ。」

トミー「そう来んとな。」

回想

『暗闇でしか 見えぬものがある。 暗闇でしか 聴こえぬ歌がある』。

回想終了

映画館

館内

和子「ガラガラやん。」

平助「まあ…。」

和子「何で こんなもん見なあかんのよ。」

平助「ここまで来て 文句言いな。 しゃあないやないか 『若大将』満席やったんやから。」

和子「磯村 吟が言うとったやろ。 日本の映画史上 まれに見る駄作やねんで。」

平助「そこまで言われたら かえって見とうなるやろ。」

和子「それも そやな。」

ジャズ喫茶・Night and Day

ホール

木暮「お~い これ 3番テーブル。」

ベリー「3番やな?」

木暮「おおっ ありがとう。 ベリーちゃん。」

ベリー「えらい にぎわってるやん。」

木暮「せやろ。 あっ! あっ あっ ベリーちゃん。 3番は 笹川社長と そのお嬢さんやから。 粗相のないように。」

ベリー「笹川社長?」

木暮「ササプロの社長さんや。 このコンテストの主催者で 今日の審査委員長や。」

笹川「内山裕三…。」

奈々「うん。」

笹川「里見雅彦。 トミー北沢。」

奈々「うん。」

笹川「関西のジャズメンは この辺りが本命だと言ってるな。」

奈々「ふ~ん。 でも 関西での話でしょ? 東京でも通用するのかなあ。」

笹川「通用する逸材を 探しに来てるんじゃないか。」

奈々「そうだけど。」

ベリー「言うとっけど ダークホースがいてるえ。」

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