連続テレビ小説「あまちゃん」111回「おらのハート、再点火」

スリーJプロダクション

春子「どうかした? あっ 帰ってきたみたい。 ごめんね お騒がせして。 はいはい はいはい。 は~い お疲れ。」

春子「アキ あんた どこ行ってたの?」

アキ「…別に。」

春子「何よ『別に』って。 水口さん 心配して 電話くれたんだよ。 何よ『別に』って…。」

無頼鮨

水口「無事 家に着いたみたい。」

喜屋武「よかったさ。 食べよう! 頂きます!」

真奈「ばってん 合せる顔のなかって アキちゃん 水くさかね。」

水口「いつもの明るさで ごまかしたくなかったんだよ。『お疲れ よがったよ~』って 笑顔で迎えたら せっかく感じた悔しさも 流れちゃうだろ。 ちゃんと落ち込む事も 必要なんだよ。 見捨てて すまなかった。」

しおり「いや そんな…。」

水口「そして 立派になったな。 おめでとう!」

真奈「せからしか もう!」

水口「でも 俺も このままじゃ終わらない。 アキちゃんと2人で 必ず見返してやるからな。」

喜屋武「ちばりよ~ 水口! 水口! ちばりよ~!」

しおり「座りなさい。 迷惑だから。」

喜屋武「はい。」

しおり「すいません。」

種市「今日じゃなかったかな…。」

水口「え?」

種市「あっ いや 先にお会計いいですか。」

ベロニカ「水口 2,000円デ イイヨ。 みんなは 5,000円通しネ。」

水口「ソーリー。」

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(ノック)

春子「アキ 入るよ。 アキ。 何 あんた アメ横行ってきたんだって? どうだった? みんな。」

アキ「かっこよかったよ。 すごい盛り上がってた。」

春子「そう…。」

アキ「おらが いねぐなって かえって よぐなったんでねえか?」

春子「何よ あんた 辞めた事 後悔してんの?」

アキ「してるよ! してるに決まってるじゃん!

春子「バカね アキ…。 ママが ちゃんと 仕事取ってきてあげるから…。」

アキ「そういう問題じゃねえ!」

春子「アキ! どこ行くの?」

(ドアの開閉音)

ヘッドホン・GMT5♬『好きです 先輩 覚えてますか?』

<おらだって あの中さ いたかもしんねえのに>

回想

♬『都会では 先輩』

回想終了

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