連続テレビ小説「あまちゃん」12回「おら、東京さ帰りたくねぇ」

かつ枝「プロポーズしろ!」

大吉「え~っ!」

天野家

春子「ふっ。」

アキ「あ ありがとう。」

春子「どういたしまして。」

アキ「フフフ!」

(戸の開く音)

夏「ただいま!」

アキ「お帰り!」

夏「あ~あ! 疲れた 疲れた。 あ~ 疲れた 疲れた。」

春子「お母さん。」

夏「うん。」

春子「私たち 明日帰るんだけど。」

夏「あ~ 明日も早え。 さっさと寝るべ。」

春子「またかよ。」

回想

1984年(昭和59年)

弥生「春子 頼む 袖が浜の未来のためだ。」

長内「頼む!」

かつ枝「潜ってけろ!」

夏「あとは おらが話して聞かせっから。」

かつ枝「よろしく頼みます。」

(引き戸を閉める音)

夏「明日も早え。 そろそろ寝るべ。」

春子「え? ちょっと 母ちゃん? 母ちゃん!」

回想終了

春子「あん時も そうだったよね。 私は 話したい事があったのに 先に寝ちゃって。 …てか いっつもそうだよね。 肝心な事は 何にも言わないで 全部 私に決めさせて。 ずるいよねえ。 ホントに 親ってずるい。 いい事 教えてあげようか?」

春子「お母さんってね ホントに 眠ってる時には ちょっとだけ 目が 開いているんだよね。 だから 寝たふりしてる時には 一発で分かるの。 しっかり 目つぶっちゃってるから。 知らなかったでしょう? じゃあね おやすみなさい。」

春子「できた?」

アキ「まだ もうちょっと。」

春子「この貝は 持ってくの あと2個あるよ。」

アキ「ああ 持ってく。 かばんに入んない。、」

春子「入んない? ママの方に入れようか。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク