ヒロシ「自分 アキちゃんと…。」
春子「駄目! 絶対 駄目。 ありえない 絶対 駄目! 金輪際 駄目~!」
弥生「春ちゃん…。」
春子「うん?」
弥生「おらの経験上 海女って 彼氏ができると 潜りが上達するんだ。」
春子「やめて 下ネタ。」
弥生「まだ 下ネタ言ってねえべ。」
春子「だって 言いたそうな顔してたじゃん。 言ってるようなもんじゃん。」
ヒロシ「一応 理由聞いておきたいんですけど! やっぱ 高校生だから!?」
春子「う~ん それは気にしないかな。 子どものじゃないし。」
ヒロシ「妹の親友だから!?」
春子「それも関係ないかな。」
ヒロシ「えっ! じゃあ 何で!?」
春子「ヒロシ君じゃ アキを幸せにできないからよ。」
弥生「まっとうな理由だな。」
春子「だって 何やっても続かないでしょ? 今は とりあえず 観光協会で働いてるけど いつ辞めるか 分からないし 地に足が着いてない!」
大吉「まっとうすぎて泣けてきだ!」
春子「いいお友達で いてあげて。」
ヒロシ「分かりました…。 じゃあ この気持ちを 胸に しまっておきます。」
春子「そうね。」
ヒロシ「だけど… アキちゃんの事を好きなったの 俺が 1番っすから! 俺が ファン第1号っすから! うわ~!」
北鉄
<そして また 怒涛の週末が やって来ました>
大吉「何? 袖が浜で 客が どんどん降りてる? なして? じぇじぇ!」
観光協会
アキ『はい! ここは 袖が浜です! 私は 高校さ通いながら こごさ来て 海女やってます。 天野アキです!』。」
浜
安部「組合長!」
長内「おう。」
安部「これ どう…。」
(話し声)
長内「うん? うん!? 何だ?」
「すいません! すいません。 海女さん いるのって あっちですか?」
長内「あっちだ。」
一同「うわ~!」
2人「じぇじぇじぇじぇじぇ!」
観光協会
アキ『じぇじぇ。 あっ 今のは 袖が浜の方言です。 こっちの人は びっくりした時に【じぇじぇ】って言います。 もっと びっくりした時は【じぇじぇじぇ】。 もっと もっと びっくりした時は…』。
浜
アキ「じぇじぇじぇじぇじぇ!」
ヒビキ「あっ 海女のアキちゃんだ!」
(歓声)
<なんと ユイちゃん効果で アキまで ブレークしてしまったのです>
(歓声)
アキ「どうすっぺ…。」