連続テレビ小説「あまちゃん」20回「おら、ウニが獲りてぇ」

ヒロシ「自分 アキちゃんと…。」

春子「駄目! 絶対 駄目。 ありえない 絶対 駄目! 金輪際 駄目~!」

弥生「春ちゃん…。」

春子「うん?」

弥生「おらの経験上 海女って 彼氏ができると 潜りが上達するんだ。」

春子「やめて 下ネタ。」

弥生「まだ 下ネタ言ってねえべ。」

春子「だって 言いたそうな顔してたじゃん。 言ってるようなもんじゃん。」

ヒロシ「一応 理由聞いておきたいんですけど! やっぱ 高校生だから!?」

春子「う~ん それは気にしないかな。 子どものじゃないし。」

ヒロシ「妹の親友だから!?」

春子「それも関係ないかな。」

ヒロシ「えっ! じゃあ 何で!?」

春子「ヒロシ君じゃ アキを幸せにできないからよ。」

弥生「まっとうな理由だな。」

春子「だって 何やっても続かないでしょ? 今は とりあえず 観光協会で働いてるけど いつ辞めるか 分からないし 地に足が着いてない!」

大吉「まっとうすぎて泣けてきだ!」

春子「いいお友達で いてあげて。」

ヒロシ「分かりました…。 じゃあ この気持ちを 胸に しまっておきます。」

春子「そうね。」

ヒロシ「だけど… アキちゃんの事を好きなったの 俺が 1番っすから! 俺が ファン第1号っすから! うわ~!」

北鉄

<そして また 怒涛の週末が やって来ました>

大吉「何? 袖が浜で 客が どんどん降りてる? なして? じぇじぇ!」

観光協会

アキ『はい! ここは 袖が浜です! 私は 高校さ通いながら こごさ来て 海女やってます。 天野アキです!』。」

安部「組合長!」

長内「おう。」

安部「これ どう…。」

(話し声)

長内「うん? うん!? 何だ?」

「すいません! すいません。 海女さん いるのって あっちですか?」

長内「あっちだ。」

一同「うわ~!」

2人「じぇじぇじぇじぇじぇ!」

観光協会

アキ『じぇじぇ。 あっ 今のは 袖が浜の方言です。 こっちの人は びっくりした時に【じぇじぇ】って言います。 もっと びっくりした時は【じぇじぇじぇ】。 もっと もっと びっくりした時は…』。

アキ「じぇじぇじぇじぇじぇ!」

ヒビキ「あっ 海女のアキちゃんだ!」

(歓声)

<なんと ユイちゃん効果で アキまで ブレークしてしまったのです>

(歓声)

アキ「どうすっぺ…。」

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