連続テレビ小説「あまちゃん」20回「おら、ウニが獲りてぇ」

北鉄

<ミス北鉄に選ばれた ユイちゃんの人気は 土日に限った事では ありませんでした>

一同「ありがとうございます!」

「あの… これ 自分のアドレスなんで。」

吉田 大吉「はい 駄目! それ駄目! 絶対 駄目!」

大吉「没収。 後で返すから。」

「何で?」

大吉「はい 次 次!」

<一方 アキのスランプは まだ続いていました>

ヒロシ「頑張ってね。」

アキ「こんにちは。」

安部「アキちゃん こっちゃ来(こ)!」

美寿々「ここさ浅えから! ここ ウニいだ!」

アキ「ありがとう!」

美寿々「最初 泳ぐ!」

漁協

アキ「すいません 毎日。」

ヒロシ「毎日じゃないよ。 今週は 3回目。」

アキ「そんなに来てくれてるのに 一個も取れないなんて。」

ヒロシ「いいの。 もともと ウニ そんな好きじゃないし。 イクラの方が好きだし。」

アキ「イクラは取ってこれない。」

ヒロシ「冗談だよ 分かちづらくて ごめん。」

アキ「それ お仕事ですか?」

ヒロシ「あ… うん。 ウェブ用に 地元の人に インタビューしてんの。 北三陸の魅力を…。」

アキ「私は いいです。 ウニも取れねえのに しゃべる資格ねえがら。」

アキ「仕事 楽しいですか?」

ヒロシ「え?」

アキ「あっ 興味ないのに聞いちゃった。 すいません。」

ヒロシ「…興味ない?」

アキ「海に入ると 嘘がつけないっていうか つい 本音が出ちゃうんです。」

ヒロシ「楽しくはないけど とりあえず 親父は ホッとしてるんじゃないかな。 世間体ばっかり気にする人だから。」

回想

功「23にもなって 昼間から ウロウロして 世間体の悪い。」

回想終了

アキ「ホントにそうかな。」

ヒロシ「え?」

アキ「世間体 気にしてたら 私の前で ストーブさん ブン殴ったりしないと思う。 親として 本気で ストーブさんの事が 心配なんじゃないですか?」

ヒロシ「…ストーブさん?」

アキ「そう呼ばれてましたよね。」

回想

功「そんな ストーブのそばから 離れられないような奴が 東京で続く訳ないって。 あいつ ストーブなんですよ。」

回想終了

ヒロシ「ああ…。 ハハハッ。」

アキ「子どもが かわいぐねえ親なんて いねえと思います。 やっぱり ちょっと しゃべって いいですか?」

ヒロシ「え?」

アキ「インタビューしてもらって いいですか? 北三陸の魅力 広く アピールしたいんです 私!」

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