浜
「あっ! 海女さん どこですか?」
「海女さん? 海女さん あっちだよ。」
「あっちだ~!」
一同「アキちゃ~ん!」
<しかし 時 既に遅し>
一同「え~!?」
「こんなに いっぱい来たけど 終わってるもんね。」
喫茶店・リアス
大吉「どうすりゃいいんだ~!」
春子「どうするも何も 来年の夏まで 待ってもらうしかないじゃん。」
ヒロシ「待ってくれるでしょうか?」
ヒビキ「無理でしょうね。」
大吉「そうだよね。 はやり廃りに敏感なオタクさんが 9か月も あの動画だけで 我慢できる訳ないよね。」
吉田「『やった~!』しか 言ってないですもんね。」
大吉「そもそも あの映像の どこが そんなに いがったのかね。」
ヒビキ「僕なりに分析すると 大衆は 少女が健気に 頑張ってる姿に弱いんです。 これは ネットユーザーに限らず 日本人の習性です。 ウサギとカメなら カメを。 アリとキリギリスなら アリを。 ハブとマングースなら マングースを応援するんです。」
春子「うちの娘は マングースって訳ね。」
吉田「いや だから ハブとマングースの例えは ちょっと違うから…。」
ヒビキ「僕としては ハブの逆襲に 期待って感じですね。」
大吉「北鉄のユイちゃん VS. 海女のアキちゃんか…。」