連続テレビ小説「あまちゃん」86回「おらの仁義なき戦い」

路上

しおり「今日も東武東上線に乗って 元気い~っぱい! よろしくお願いしま~す!」

小野寺「宮城県から来ました 小野寺薫子(かおるこ)15歳でがす。」

ヒビキ「小野寺ちゃん イエ~イ!」

小野寺「宮城と言えば?」

水口♬『ずんだ ずんだー!』

小野寺「わたすの名前は?」

水口「小野寺ちゃーん!」

小野寺「え? 呼んだ?」

水口♬『呼んだ 呼んだ~ いぇーい!』

(拍手)

ヒビキ「今の 後で教えてよ。」

水口「はい。」

アキ「岩手県は北三陸市で 海女やってます! 潜水士の資格も持ってます! 海女ちゃんこと 天野アキです!」

<これが 大都会 東京。 立ち止まってくれる人は 僅か2~3人。 それでも 冷ややかな視線に耐えながら 頑張った>

喜屋武「沖縄出身 喜屋武エレンです!」

水口「はい。 それじゃあ 握手会を始めさせて頂きます。」

「頑張って下さい。」

小野寺「ありがとう。」

一同「ありがとうございました。」

「頑張って下さい。」

小野寺「ありがとう。」

一同「ありがとうございました。」

「歌 すてきでした。」

小野寺「ありがとうございます。 よろしくお願いします。」

「すいません。 もう一回 並んでもいいですか?」

水口「今日だけな。」

「ありがとうございます! 頑張って下さい!」

小野寺「また来てね。」

2人「ありがとうございました。」

まごころ第2女子寮

アユミ「あ~ もう嫌じゃ!」

しおり「もう何か たまらん!」

アユミ「あんなんしたって 票なんか集まらんもん!」

真奈「うちも あがん恥ずかしか思いばすっために 東京に出てきたんやなかと。」

しおり「いいから! 座って 座って! まず なぜ マイクが 3本しかなかったの?」

回想

♬『果てしなく ラララ 貪欲 貪欲 クリスマスを過ごす相手と』

回想終了

喜屋武「発注ミスさ。」

アユミ「幸い 歌入りのCD流しとったけん 口パクで いけたけど。」

回想

♬『We are GMT6!! You are GMT6!!』

回想終了

しおり「いやいや 何で そもそも 歌入りのCD持ってきちゃったの。」

喜屋武「発注ミスさ。」

しおり「もう 誰の発注ミス!?」

喜屋武「…喜屋武ちゃんさ。」

しおり「ちゃんとしよう! 人前だよ! 奈落じゃないんだよ!」

東京EDOシアター

荒巻「だから言ったじゃん。 まだ早いんじゃないかって。」

水口「すいません。 しかし 何のアクションも起こさないまま クビになったんじゃ 浮かばれないし。」

荒巻「俺だってさ 鬼じゃないんだからさ 水口。 いや まあ 鬼なんだけどね。 鬼の業界じゃ 優しい方の鬼っつうか 気さくな鬼だよ。 戦略としては国民投票はする。 けど これは リストラじゃない。 緊張感のないメンバーに活を入れつつ やる気のある新人にチャンスを与える。 それが目的だ。 ただ…。」

水口「何ですか?」

荒巻「あの 海女の子いるだろ 岩手。」

水口「はい 天野アキですね。」

荒巻「あの子はなあ… 何か違う。」

水口「え?」

荒巻「何か違う。」

水口「違うって 何が違うんでしょう。」

荒巻「何か? 鬼が 何か違うっつってんだから 何か違うんだよ! 違う!?」

水口「すいません。 でも 今回にイベントも 彼女の発案ですし やる気だけは人一倍…。」

荒巻「そこが問題なんだよな。」

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