【 連続テレビ小説「エール」】20話ネタバレ

川俣銀行

菊池「どうしたの?」

鈴木「突然 返信がなくなったらしい。

落合「女心と秋の空。」

松坂「あっ 今 夏ですけど。 うわっ…。」

机をたたく裕一

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菊池「わっ!」

裕一「て て… 手紙が… 手紙が来ない理由は何ですか?」

鈴木「いや… それは…。」

裕一「ああ~! 嫌われたんだ~! もう生きていけない~!」

松坂「まずいですって! なんとかして下さい。」

菊池「え~ でも それしか考えらんないわ。」

裕一「ああ~!」

落合「古山君 気落ちすんのは まだ早え。」

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落合「親だよ。 親が 君の恋路を邪魔してんだ。」

鈴木「あ~ なるほど! 見ず知らずの男からの手紙を 親が勝手に取り上げることなんて よく あっことだから。」

裕一「じゃあ じゃあ じゃあ じゃあ… ど ど… どうすれば?」

菊池「女なら警戒されないわ。」

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一同「おお~!」

菊池「ははははは!」

関内家

光子「こんにちは。」

郵便屋「こんにちは 郵便です。 はい どうぞ。」

光子「ご苦労さまです。 裕… 子!? 子…? う~ん 追い詰められとるわね~。」

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音の部屋

光子「読んであげて。」

音「読んだの?」

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逃げるように去る光子w

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裕一「あなたからの便りが途絶えて 曲が全く書けなくなってしまいました。」

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裕一「もう 僕は あなたなしでは 音楽を 作れなくなったのかもしれません。 せめて お写真だけでも お送りいただけませんでしょうか?」

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裕一「それを胸に勉学に励みます。 どうか 私の最後の願いをかなえて下さい。 裕一より。」

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喜多一

三郎「駄目だ! 金貸しなんて下賤なことできねえ。」

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浩二「もう呉服の時代じゃねえ。町 見てみろよ。 洋服の人が増えてんだろ。」

三郎「だから 機械製糸も扱ってんじゃねえか。」

浩二「だから その時代も終わりだって。 何か新しいこと しねえと 喜多一は潰れる!」

三郎「うぢは喜多一呉服屋だ! 喜多一商店じゃねえ。」

浩二「何なんだよ… 何が気に入らねえんだよ! なあ ちゃんと話してくれよ。」

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三郎「さっきから言ってんじゃねえか。 うぢは呉服屋だ!」

浩二「俺 親父に聞きたいことあんだ。」

三郎「散々聞いただろうよ。」

浩二「もし茂兵衛さんが留学認めず それでも兄さんが良ぐって言ってたら どうしてた?」

三郎「『もし』なんて話し 意味がねえ。」

浩二「もし 兄さんが無理やり留学したら 喜多一への融資は止められて うちは潰れてたんだよ。 それでも行くこと許したか? 答えてよ!」

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三郎「金貸し以外の商売 持ってこ。 人が喜ぶ仕事 持ってこ。 それなら考える。」

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浩二「何なんだよ… 借りた金で生き長らえてるくせに。」

一方裕一は藤堂に菊池を紹介している…のか?w

菊池「お休みの日は何を?」

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藤堂「専ら レコード鑑賞です。」

菊池「あ~! 何をお聴きになりますの?」

藤堂「シェスタコビッチやストラヴィンスキーなどですかね。」

菊池「ス… ストラ」

裕一「ストラヴィンスキー。」

菊池「あっ… へえ~! へえ~!」

裕一「あっ 晶子さんは 離婚歴3ですけど もう このとおり 元気で明るくて 職場も楽しくしてくれる方なんです。」

菊池「あっ 裕一君 ありがとう。 離婚歴3は言わなくていいのよ。」

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裕一「どうせ バレることですから。」

菊池「アハハ 失礼します。」

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菊池「恋愛はね 第一印象が全てなの。 人はね 会って3分間で ありか なしか決めんの。 だから ちっと黙ってて。いい?」

裕一「はい。」

菊池「はい… うん… 笑ってに。 はいはい… フフフフ…。」

裕一「ハハハハ(棒読み)」

落合「古山君 古山君。 来たよ 来たよ 手紙!」

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裕一「あ… ありがとうございます。」

藤堂「どうしたの?」

菊池「恋焦がれてる 文通相手からの手紙なんです。 最近 送っても送っても 返事が来なくて。」

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音「ご留学の件 おめでとうございます。 作曲は順調ですか? お手紙を返さなかった理由は 私が あなたの勉学の足かせになるのが 嫌だからです。」

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音「私とあなたは 今立っている位置が違います。 私は 歌を習う 1人の田舎者にすぎません。 あなたは 世界的な音楽アカデミーから 招待を受ける ただ1人の日本人です。」

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音「どうか 私のことは忘れ 作曲にいそしんで下さい。 いつか あなたのコンチェルトを 聴けることを願っています。 さようなら。」

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裕一「支店長… しばらく休みを下さい。」

落合「いいよ 心の傷は癒しなさい。」

裕一「彼女に会いに行きます!」

菊池「へっ!? 振られたのよ。 完全に振られてるわよ。」

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裕一「分かってます! 分かったけど… このままじゃ駄目なんです。 僕は前に進めない。 答えを探しに… 会いに行きます!」

落合「あっ…。」

菊池「あっ ちょっと…!」

藤堂「まだ文通… だけですよね?」

菊池「のぼせ上がってんです。」

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裕一の想いは音に届くのか それはまた 次回のお話し。

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