【 連続テレビ小説「エール」】55話ネタバレ

三朗「ちゃんと承諾取ったから。 母さんのこと… 頼んだぞ。 聞いてんのか?」

浩二「聞いてるよ。 何だよ… 口約束ばっかし…。 だから だまされんだよ。」

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三朗「おめえは だまさねえ。」

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浩二「分かんねえぞ。 長生きしねえと 何すっか分かんねえぞ。」

三朗「フフフフ…。」

浩二「笑い事じゃねえって。 俺のこと ちゃんと見張ってろよ。 もっと… もっと長生きしてくれ。 生きてくれ…。」

三朗「おめえ… いいやつだな。」

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回想

三朗「おめえらのおかげで… いい人生だった。 ありがとな。」

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裕一「父さん…。」

三朗「ありがとう。」

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回想終了

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その夜 三郎は安らかに息を引き取りました。

喜多一を出発の日

裕一「お世話になりました。」

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まさ「いつでも帰ってきてね。」

音「はい。」

まさ「華ちゃん また来てね。」

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浩二「兄ちゃん…。 俺 りんご やんだ。 うまいの出来たら 送るよ。」

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裕一「ありがとう。 浩二 元気でな。」

浩二「うん。」

裕一「母さんもね。」

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喜多一を出た裕一は あの人のところへ やって来ました。

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裕一「お… 伯父さん あの… お… お花 ありがとうございました。」

茂兵衛「行かなくて悪いな。 どうせ あの世で会えっから。」

音「アハハハ…。」

裕一「いえ… あっ。」

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裕一「ち… 父の生前は ご心配やご迷惑を おかけして申し訳ありませんでした。」

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裕一「と… というより あの… 僕が 本当に身勝手で 伯父さんの期待に沿えなくて ご… ごめんなさい。」

茂兵衛「いいだろう? この曲線。 本当は ずっと これがやりたかったのよ。 没頭できるってのは いいことだな~。」

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茂兵衛「ちっとも飽きねえ。 好きなことだけで飯食えるやつなんざ 一握りだ。 せいぜい気張って かみさんと子どもに 苦労かけるんでねえぞ。」

裕一「はい!」

茂兵衛「うん。 ほれ… 夫婦茶わんだ。 持ってけ。」

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裕一「あっ…。」

音「ありがとうございます。」

裕一「ありがとうございます。」

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裕一「あれ? これ…。」

音「あの これ どっちがどっちですか?」

裕一「どっちですか? これ…。」

茂兵衛「見れば 分かっぺ!」

音「ハハハハ…。」

裕一「フフフ…。」

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56話へ

三郎さん 最後までいい人だったな。

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