連続テレビ小説「エール」73話「先生のうた」ネタバレ

古山家

裕一「はい 弘哉君 これ あげる。」

弘哉「いいですか?」

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裕一「うん! 子どもの時にね 読んでたの。 す~ごい分かりやすいから。」

弘哉「ありがとうございます!」

裕一「うん。 いっぱい練習して 母ちゃんにも聴かせてやります!」

華「お母さん 水やり終わった。」

音「ありがとう。 台所に おやつあるよ。 今日は ドーナツ。」

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華「やった~!」

音「気を付けてね。」

華「は~い。」

裕一「華は? 相変わらず?」

音「うん…。 毎回 一緒に歌おうって言ってるんだけど。」

裕一「音楽教室 そんなに嫌なのかな?」

弘哉「嫌なわけじゃ… ないと思います。 この前 華ちゃんと話したんです。」

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回想

弘哉「華ちゃん。 あめ食べる?」

華「要らない。」

弘哉「今度 一緒に合奏してみない?」

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華「う~ん…。」

弘哉「やりたくない?」

華「やらないって言っちゃったから。」

弘哉「何で そんなこと言っちゃったのかな?」

華「お母さんは 華のお母さんなのに…。」

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回想終了

音「そんなふうに思ってたんだ…。」

弘哉「本当は みんなと一緒にやりたいのに 意地張ってるんだと思います。」

音「華と一度話してみるよ。」

裕一「そうだね。 弘哉君 教えてくれてありがとね。」

音「華と これからも仲よくしてあげてね。」

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弘哉「はい!」

トキコ「ごめんください。」

音「は~い!」

玄関

弘哉「母ちゃん。」

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トキコ「仕事が早く終わったので ついでに迎えにと思いまして。」

居間

裕一「『こいのぼり』にしよう。」

弘哉「はい。」

裕一「じゃあ アンサンブルでやってみる?」

弘哉「はい!」

裕一「やってみる?」

華「アンサンブルって?」

裕一「アンサンブルはね お父さんと弘哉君…。」

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トキコ「ありがとうございます。」

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トキコ「裕一さんから 今度は すてきなご本を頂戴したようで 何だか すみません。」

音「いえ 主人も楽しそうですし。 弘哉君 お母さんに聴かせてあげるんだ って張り切ってましたよ。 お母さん 音楽が大好きだからって。」

トキコ「母子2人暮らしで 弘哉には さみしい思いをさせてきましたけど ハーモニカをやるようになってから あの子 よく笑うようになったんです。 音楽の力って すごいんですね。」

音「少しでも お役にたててるなら うれしいです。」

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音「あの… もしよろしければ このあと お夕飯 一緒にいかがですか?」

トキコ「あっ… いえいえ そこまでお世話になるわけには。」

音「あっ…。 華。」

華「は~い。」

音「弘哉お兄ちゃんと ごはん食べたい?」

華「うん! 食べたい!」

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音「にぎやかな方が楽しいですし 食べていって下さい。 ねっ?」

トキコ「ありがとうございます。」

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