旭「僕は あなたの そんな強さに 引かれたんです。 その気持ちを 僕は この絵に込めました。 ももさん。 これからは 僕に… ももさんを守らせて下さい。」
花子「もも。」
庭
<それから 1年後の夏。 旭とももは 結婚し 村岡家の近所に家を借りました。>
工房
<あの時 旭が描いた ももの絵は 展覧会で3等賞になりました。>
<旭は 英治に 印刷の技術を教わりながら 青凛社で働いております。>
玄関
<そんな ある日の事 珍しいお客さんが訪ねてきました。>
花子「てっ… 朝市 どうしたでえ?>
朝市「はな しばらく。 今日は 相談があって来ただ。」
居間
朝市「ももちゃん。 ご結婚 おめでとうごいす。」
もも「ありがとうございます。」
朝市「もうすぐ 赤ちゃんも生まれるだって。 本当におめでとう。」
もも「ありがとう。」