連続テレビ小説「花子とアン」第147回「どんな朝でも美しい」【第25週】

花子「兄やん?」

闇市

醍醐「吉太郎さん? 吉太郎さん!」

吉太郎「醍醐さん…。」

醍醐「よかった…。 ご無事だったんですね。」

吉太郎「あなたも ご無事でよかった。 心配していたんです。」

醍醐「私も ずっと心配してたんです。」

吉太郎「もう 自分の事は 心配しないで下さい。」

醍醐「えっ?」

吉太郎「醍醐さん…。 あなたに会えてよかった。」

醍醐「吉太郎さん…。 どこかへ 行ってしまわれるんですか?」

吉太郎「いえ。 自分には 行くところなんてありません。 すみません。 これで失礼します。」

醍醐「待って下さい! また… すぐに お目にかかれますよね?」

吉太郎「どうか 幸せになって下さい。」

醍醐「吉太郎さん!」

宮本家

居間

回想

蓮子「純平。 よろしくね…。」

純平「じゃあ 僕 お母様を ず~っと守ってあげるよ。」

蓮子「純平! 武運長久を祈っています。」

純平「はい!」

回想終了

富士子「お母様も お夕食を召し上がって下さい。 もう 何日も 食べていないでしょう? 少しだけでも…。」

(戸が揺れる音)

蓮子「純平?」

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