連続テレビ小説「花子とアン」第61回「グッバイ!はな先生」【第110週】

尋常小学校

教務室

はな「おはようごいす。 てっ!」

本多「わしも 教え子が有名んなってくれて 鼻が高えじゃん。 おまんらも読みてえけ?」

「はい!」

はな「校長先生 買って下さったんですか? ありがとごいす! 緑川先生も?」

緑川「本屋の看板娘が 面白えって薦めるもんで 買っただけじゃん。」

はな「木場先生も 読んでくれて ありがとう!」

廊下

(鐘の音)

はな「みんな どうしたの?」

シゲル「はな先生。 小説家の先生になったずら?」

きよ「学校辞めて 東京へ行っちもうだけ?」

はな「えっ?」

きよ「おかあが言ってただよ。 東京から 男の人が誘いに来たって。」

はな「ううん。 先生は どこにも行かないよ。」

生徒たち「本当?」

はな「本当 本当。 さあ 教室に入って。」

生徒たち「は~い!」

朝市「はな。」

はな「あ… 何?」

朝市「東京の出版社の事 迷ってるだけ?」

はな「ううん。 朝市こそ 浮かない顔して どうしたでえ? 悩みがあるなら はな先生が聞いてやるじゃん。」

朝市「はな。 大事な話があるだ。」

はな「えっ?」

朝市「放課後 時間あるけ?」

はな「うん。」

朝市「教会の本の部屋で待ってるから 後で来てくりょう。」

教会

図書室

回想

もも「お姉やんが好きずら? こぴっと伝えんきゃ駄目だよ。」

回想終了

朝市「はな。」

はな「朝市。 何ずら? 大事な話って。」

朝市「うん。」

はな「ん?」

朝市「あのな…。 おら…。 ずっと はなの事…。」

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