連続テレビ小説「カーネーション」第102回「ライバル」【第18週】

あらすじ

昭和32年。聡子(村崎真彩)がテニスの部活から戻ると優子(新山千春)が帰って来ていた。原口(塚本晋也)という教師の話ばかりする優子に糸子(尾野真千子)はうるさがるが、千代(麻生祐未)は気を回して心配する。優子は直子(川崎亜沙美)に、店は自分が継ぐから画家を目指せと言う。いらつく直子。糸子は三浦(近藤正臣)から周防(綾野剛)の近況を聞き、思いをはせる。一方で組合には同業の女性が増え、心強く感じる。

102ネタバレ

小原家

玄関前

聡子「あ おばちゃん!」

美代「ああ 聡ちゃん お帰り!」

聡子「帰って来た? 優子姉ちゃん!」

美代「帰って来てんで~!」

居間

聡子「ただいま! 優子姉ちゃん!」

「お帰り!」

優子「お帰り!」

(談笑)

優子「随分 焼けちゃったわね。 真っ黒じゃないの!」

糸子「そら 毎日遅うまで テニスばっかし してんやさかい。 そら日焼けもすんで。」

優子「へえ~ テニス続いてんだ 強いの?」

聡子「まあまあや。」

直子「強いらしいで。 こないだかて 大会1位や。」

美代「ほんまかいな?」

優子「すごいじゃない!」

聡子「ヘヘヘ!」

優子「直子は どうなのよ?」

直子「その前に 何なん? そのしゃべり方。」

優子「何が?」

直子「気色悪いんやけど。 普通にしゃべりいや。」

優子「ちょっと! 普通って何よ? あのね 世間じゃ 岸和田弁の方が 普通じゃないのよ。」

直子「あ?」

優子「あ? って何よ?」

直子「格好つけなよ。」

優子「格好なんかつけてないわよ だから これが普通なの。」

直子「何その ボツボツ ボツボツ?」

優子「これ?」

糸子「こら けんかしな!」

優子「水玉も知らないの?」

千代「直子もなあ 相変わらず 絵が すごいんやで。 こないだかて 何やら賞 取ったしなあ。」

玉枝「何やら賞って 何や?」

直子「毎朝新聞賞の大賞や。」

八重子「そら また! へえ~!」

直子「姉ちゃんが佳作やったやつ。」

美代「あ そうか 糸ちゃん そやけど あんた ええなあ。 娘が そろいもそろって 出来 ようて。」

糸子「おばちゃん! この子らの通知簿 見せちゃろか?」

美代「ええがな まあ勉強の事は なあ!」

「うん。」

<優子が東京へ行って2年。 最初の頃こそ 何やかんやと 弱音を吐いてたもんの このごろは いっぱしの東京娘 みたいな顔で 帰って来るようになりました>

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